
政治が、行政が、真っ先にこの危機を救わなければならない。
けれど永田町は Green Zone なんだろう、
復旧・復興は遅々として進んでいない。
そんな中、たくさんの応援ソングがリリースされている。
そして海外アーティストたちも、
支援のためのコンピレーション・アルバムをリリースしてくれた。
いま、この状況で、音楽や文学は何か力を持ちうるのか?
Yes! と胸を張りたいんだけど、そう単純なもんじゃないだろう。
音楽や文学では、腹はふくれないし、髪だって洗えない。
けれど僕は、この際、やれることは、思いつくことは、
たとえ自己満足でも、たとえ役に立たなくても、全部やればいいと思ってる。
数ある復興支援ソングの中で、
僕は猪苗代湖ズの「I love you & I need you ふくしま」が気に入ってる。
福島県だけを、自分たちの出身地だけを応援してるのが潔い。
もしかしたら、被災してるのは福島だけじゃないぞ、という人がいるかもしれない。
けれど被災した人たちには、他の地域の心配なんかせずに、
自分のまち、自分の家族、そして自分自身だけを心配する権利や資格があると思う。
それぞれの被災地が、被災者各々が、この許されるエゴをもっと主張すべきだ。
この悲痛なエゴを吸い上げる装置が国会議員であることはいうまでもない。
ふだん我田引水をしてるあの人たち、何やってんだ!