今回は、ライヴではファンとのコミュニケーションにひじょうに重要なナンバー、
「悲しきレイディオ」です。
かすれた佐野さんのヴォーカル・テイクが気に入っています。
ライヴではこのナンバーを基調に
The Heartland の紹介とオーディエンスへの感謝を表すパートがエディットされていて、
初期のライヴ・パフォーマンスでは、ひじょうに重要なナンバーとしてセットされていました。
現在の The Hobo King Band でも、セットリストに名を連ねてることが多いかな。
「ポケットには、今にもこぼれ落ちそうなくらいのハートブレイク」
というパートで、佐野さんが自分のポケットをまさぐるユニークなパフォーマンスも、
ファンのあいだでは人気です。
悲しきレイディオ -Radio-
アルバム『 Heart Beat 』収録(1981年2月発売)
このナンバーも「シュガータイム」同様、ロックの先人たちへのオマージュにあふれている。
B メロに登場するジーン・ピンセット、チャック・ベリー、リトル・リチャード、バディ・ホリーの4名は、
まさにロックの創始者といっていい元祖ロックンローラーである。