きりのみやこ

ソプラノ歌手「みやこ」の音楽する日々

オペラって、どんなもの?

2011年08月14日 | 音楽のこと
先のブログで、オペラが全然日本でポピュラーでない理由をあげました。

ではオペラって、どんなものでしょう?
日本語では「歌劇」。文字通り、演劇です。

演劇との大きな違いは、ほとんどの台詞は「歌」によって表現されます。
(例外がありますが、ここではいわゆる著名で典型的な、ロマン派までのオペラについて書きます。あ、それでも例外がありますけど。。)

伴奏はオーケストラの生演奏で行われます。
(舞台の前下の「オーケストラピット」と呼ばれる所に入って演奏します)

基本的に、それだけです。

後は、普通の演劇と同じく、もちろんストーリーがあり、役があり、
一人で台詞を言う「独白」の時はソロ。
2,3人で会話をするときはデュエット・トリオ
人数が増えれば5重唱、6重唱、

いわゆる「エキストラ」(通行人とか、村人とか・・・)は合唱によって行われます。

そして、もっとも特徴的なのが「レチタティーヴォ」。
上記した、ソロやデュエット、合唱などをつなぐ、「台詞」の部分で、
歌っているけれど台詞をしゃべっているような感じの部分を指します。