わたしのわたしの彼ぇ~わ (麻丘めぐみ)

2013年02月22日 | 似顔絵

今日の似顔絵は『麻丘めぐみ』さんである。
最近はもっぱら女優さんが専業の様ですが、デビュー当時は女性アイドル歌手。
それも何曲もヒット曲を出した、超売れっ子の人気アイドル歌手。
いや ほんと、マジすごかったですヨ。
彼女と同年代の女の子を中心に、若い娘のあいだに彼女のヘアースタイルが大流行、
猫も杓子も両耳下のほっぺたあたりでジャキーンと横髪切り揃えたロングの髪形。
かの昔、銭湯の女湯の風呂場を空にしたという、“君の名は”の『真知子巻』。
“ローマの休日”で流行ったオードリー・ヘプバーンの“ヘプバーンカット”。
“山口百恵”に“松田聖子”、“中森明菜”の髪形も競うように女性の間で大流行。
とかく女性というものは、“美”とか“可愛い”に影響されるらしい。(笑)
とは言ったものの、男性陣も、やれ『リーゼント』だ、『パンチ』だ、『オカッパ」」だ。『五分刈』『長髪』etc.・・・ 、まっ 大差ないか(爆)

いやはや売れっ子アイドルだの、映画スターだぞなどの力は恐ろしい。
しかも『麻丘めぐみ』さん、髪形だけじゃなく、社会風習も変えちゃった。
 彼女が出した『わたしの彼は左きき』、これがヒットするやら今まで日陰者扱いだった“利き腕左人間”に、世の中パッと明るくなった。
いや 一躍脚光浴びた。

人間、右脳と左脳の関係で、生まれながらにして 『右利き人間』か『左利き人間』とになるらしい。
まれに両刀使いもいるらしいが、生まれる率は圧倒的に右利きが多いとか。
そこでどうしても作られる道具は数が売れる右利き用品の生産が中心におかれ、、数少ない左利き用品は端におかれる。
数の少ないものは生産コストが高く、販価も高い。当然流通量も少なく、手に入りずらい・・・  で、どうするか。親や世間は徹底的に小さいころから右利き使いになるように訓練矯正した。
お箸持つのも右。
字を書くのも右。
ボール投げるのも、お尻拭くのも右・・ ん!? これチャウか^^;
まっ 兎に角右手でなんでも出来る様にされた。
左利きが脚光浴びるのは、右利き相手に有利になる野球やボクシングなどの一部のスポーツ選手などに限られた。 

それがである。
「投げキスするのも左」 、 「手招きするのも左」、「コーヒー飲むのも左」
「いつでもいつでも彼は左きき」なんて、可愛く彼女に『左利き賛歌』を歌われちゃ、本来右利きでも左ききになっちゃう。いや なろうとしたバカがいた(爆)
当時、本来左利きで、小さいころ右利きで生活できるよう直された友人が大きい声で「俺、左利き。左手で何でもできる。投げキッスも出来るし、コーヒーも飲める。羨ましいだろう」と自慢してた。
確かに右手でも同じことが出来るのだが、字は曲がらず、ボールはより遠くへ、そして箸でつまみ上げた豆の数は断然左手の方が多かった。

この歌がヒットした年以降、左利き用品を普通にみるようになった。
包丁も鋏も種類が多くなり 品数も増えた。
特注で頼んでいたゴルフのクラブ、ボーリングの玉、それに左利き用ギター、これなども簡単に購入できるようになった。

私個人の意見では、彼女がこの歌『わたしの彼は左きき』をヒットさせた年は、長年“右利き派”に疎外され続けた“左利き派”がようやく市民権を得た記念するべき年だったのではと思う 。

ちなみに、『わたしの彼は左きき』は作詞者:千家和也作曲者:筒美京平両氏の作品である。

 

ん! ところで絵の『麻丘めぐみ』さんの左の人差し指の意味ってか?
むかし皆に立てた人差し指をクルクル回しながら、よくこんなふうに言われたもんさ 

あなたの あなたの オツムわぁ 左まき~
って・・・ 
               ね。  


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