北関東の宮彫・寺社彫刻(東照宮から派生した宮彫師集団の活躍)

『日光東照宮のスピリッツ』を受けついだ宮彫師たち

日光東照宮奥社の宝塔について考える

2021年07月09日 | 総論 
前に当ブログで「日光東照宮-宮彫師の原点」で、東照宮の概略を紹介しました。本項では、奥社の宝塔をもう少し掘り下げたいと思います。 日光東照宮奥社 宝塔  現在の銅製の宝塔は三代目になります。初代は木造で家康公(東照大権現)没年の元和五(1619)年の2年後に着工されています。増上寺の二代将軍秀忠公(台徳院)の宝塔も木造でしたので、元和期の宝塔は木造が一般的であったと思われます。三代家光公の行っ . . . 本文を読む