北関東の宮彫・寺社彫刻(東照宮から派生した宮彫師集団の活躍)

『日光東照宮のスピリッツ』を受けついだ宮彫師たち

・柴又帝釈天 帝釈堂胴羽目【第8面】-彫刻師 今関光治(今関匠閑)

2024年03月26日 | 総論 
第八面の胴羽目 「法華経説話:良医治子、展転随喜」今関光治作 (縦 127㎝、横 227㎝、ケヤキの一枚板) 題材は、 左半分は、『法華経』巻第六 如来寿量品第十六「良医治子」  屋内で病んでいる男性、庭先で薬を調合する医師 右半分は、『法華経』巻第六 随喜功徳品第十八「展転随喜」  法華経聴聞の随喜が人づてに広がっていく場面 良医治子 展転随喜 法会にのぞむ二人の僧侶と、聴聞の . . . 本文を読む

・柴又帝釈天 帝釈堂胴羽目【第7面】-彫刻師 山本一芳

2024年03月26日 | 総論 
第七面の胴羽目 「法華経説話:龍女献珠」 山本一芳作 (縦 127㎝、横 227㎝、ケヤキの一枚板) 題材は、『法華経』巻第五 提婆達多品第十二「龍女献珠」  龍王の娘(龍女)が、海中から出現して釈迦に宝珠を奉献する場面。 釈迦 珠をもつ龍女 龍女の従者 刻銘 作者の山本一芳、 胴羽目寄付者の鈴木源次朗 ・模型彫刻(大客殿廊下)  作者 山本一芳 ・手水屋 北面後方 . . . 本文を読む