IHクッキングヒーター用のコンセント工事をご依頼頂きお伺いしてきました。
ご依頼ありがとうございます。
30アンペアのコンセントを作るので、ケーブルは2,6ミリのものを使います。
太くて扱いづらいですが、お客様は隠蔽配線をご希望です。
ハウスメーカーさん経由で工事を頼んだところ、外壁に露出配線しかできないといわれたそうで、
当店にご相談いただきました。
通常の営業エリア外の遠方のため、今日一日しか予定を空けられません。
さて隠蔽配線できるかどうか、まずは調べさせていただきました。

鉄骨の梁とチャンネル材の隙間はわずかしか有りません。
しかも目的地付近にはなにやらパイプ状のものが横切っているように見えます。
キッチンの配置的に流しの排水パイプのようにも見えますが定かではありません。

システムキッチンの下にある、高さ10センチほどのスペースにケーブルを持って来たいですが・・・
短めの錐やらいろいろと駆使して、この床に直径18ミリ程度の穴をあけました。
床板の下にはALC材が敷かれているので、深さは20センチほどありました。

あけた穴から床下に向かってライトを当ててみると、かすかに明るいのが見れています。。
もう引き返せないので、呼び線としてIVを落として4.6mはなれた点検口まで引っ張ってみます。

ロッドを使ったりケーブルフィッシャーを使ったり・・
見えていないけれどあるはずなので。。。

なんとか呼び線が引けました。
ここまでで4時間くらい掛かっていますけど、まだまだ序の口です。
このあとさらに3時間掛けまして・・・

2.6ミリのケーブルとアース線がキッチンまで来ました。^^
まだ細かい作業が残ってますけど、8割方終わったようなものです。

200V/30Aコンセントが付きました。

30Aのブレーカーを増設しました。

アースは天井裏にいたのを分岐して・・・

電圧を確認して完了です。
離れた駐車場に停めた作業車まで何度も戻り、1階と2階の間も数え切れないくらい昇り降りしました。
全ての作業を終えるまで9時間を要しましたが、隠蔽配線でできて喜んでいただけたので何よりでした。^^
ご依頼ありがとうございました。