たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★解体工事はまだ止まっています

2008年10月25日 | マンション問題
■■金曜日■■
 午前中。
 役所の方にご同席の元、交渉担当の方・解体の現場監督との話し合いが再開されました。前日の話し合いに対する事業者の回答ということで話は始まりましたが、次の点から話し合いは持ち越しとなりました。

・現に起きている本堂の被害に対する措置をどうするか

・事前の家屋調査をどう認識していたかについての確認

 そして次回の話し合いは週末を挟んだ翌週ということになりました。
 また今回の回答書には事業者の印鑑が間に合わなかったので、晩に文書を整え、再度持参していただくということになりました。


■■金曜日 PART2■■
 晩。
 交渉担当の方、現場監督の2人が、書式を整えた回答書を持参されました。また、これと並行して、現に起きている被害に対する措置を明記したものも用意され、「要望通りの文書を作成したので、明朝からの解体工事をスタートしたい」との提案もありました。
 担当の方ががんばってくれたんだろうなという事が察されました…。ただ、総代さん方を含んだ午前中の協議で「次の話し合いを翌週月曜日に行う」ということで散会した経緯から、ここで住職と副住職のみの判断で工事再開を了解することは檀信徒総代さん方へのスジが通りません。
 担当の方のお気持ちを察すると申し訳なく思いながらも、月曜日の協議までは工事の再開は待って欲しいと丁重にお断りしました。






■■感謝 その2■■
 本堂の正面に10階建てのマンションを建てるという計画に驚き、戦々恐々としたなかで第1回の説明会に出席し、要望書に対する回答を受け、その度に担当の方とは話し合いの機会を持って来ました。
 その際に話し合われた内容はまだまだ容易には受け容れられないものですが、担当の方には非常に感謝しています。当初抱いていたイメージとは異なり、私たちが納得できるよう、一貫して分別を弁えた話し合いを続けてきてくれているからです。
 建築紛争では、協議の場を設けるだけでも一苦労という話も聞く中で、今までのところ常に紳士的に話し合いが出来ているという事には、非常に有り難く思っています。

 話し合いに参加している住職・副住職は、自らが納得した後に全ての檀信徒に対して説明をして行かなくてはならないという責任が控えています。だからこそ私たちも感情的になることを抑え、とにかく継続して話し合いを続けていきたいと思います。
 最終的にどういう形になるかはわかりませんが、マンションは建設されるでしょう。少なくとも、たつのこ寺の宗教生活が損なわれることが無いよう努めて行きたいと思います。
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