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「サルーテ教会と赤い邸」 透明水彩画 A5(210×148)2017年作 イタリア・ヴェネチア 個人蔵
※会場内撮影のため、作品のイメージが少し違うかもしれません。
今日ご紹介いたしますのは、
イタリア・ヴェネチア、Kokonton Galleryにて2017年に発表させていただいた思い出の作品です。
語学が苦手な私がお話しすることではないのですが、
イタリア語のすべての名詞には性別がございまして、男性、女性名詞があります。
大方は語尾でわかるようになっていて、oが男性形、aが女性形です。
名詞に性別のイメージを持っているなんて
なんともロマンチックな言語ですね~
話しは変わりますが
絵にもなんとなくですが性別を感じることがあります。
たとえばですが
私のような絵描きが
ヴェネチアさんというお嬢さんのことが大好きになったとして
いつもいつも
何をしてたって
どこにいたって
朝から晩から夢の中まで
そのお嬢さんのことで頭がいっぱいだったとして
そのお嬢さんの笑顔のためなら
何だってするぞと熱く誓ったりして
その誓いに自らニヤけてたりして
それぐらい人生の中心にいる大切な人だったとしたら
ヴェネチアの風景は
きっとこんな風に見えてしまってるのではないだろうかと
この絵が出来上がったときに
ぽつんと
思いました。