ろくびー

山中清隆 作品日記
Kiyotaka Yamanaka

サルーテ教会と赤い邸

2017-12-03 21:41:34 | ヴェネチア

「サルーテ教会と赤い邸」 透明水彩画 A5(210×148)2017年作 イタリア・ヴェネチア 個人蔵
※会場内撮影のため、作品のイメージが少し違うかもしれません。


今日ご紹介いたしますのは、
イタリア・ヴェネチア、Kokonton Galleryにて2017年に発表させていただいた思い出の作品です。


語学が苦手な私がお話しすることではないのですが、
イタリア語のすべての名詞には性別がございまして、男性、女性名詞があります。
大方は語尾でわかるようになっていて、oが男性形、aが女性形です。

名詞に性別のイメージを持っているなんて
なんともロマンチックな言語ですね~

話しは変わりますが
絵にもなんとなくですが性別を感じることがあります。


たとえばですが
私のような絵描きが
ヴェネチアさんというお嬢さんのことが大好きになったとして

いつもいつも
何をしてたって
どこにいたって
朝から晩から夢の中まで
そのお嬢さんのことで頭がいっぱいだったとして
そのお嬢さんの笑顔のためなら
何だってするぞと熱く誓ったりして
その誓いに自らニヤけてたりして
それぐらい人生の中心にいる大切な人だったとしたら


ヴェネチアの風景は
きっとこんな風に見えてしまってるのではないだろうかと

この絵が出来上がったときに

ぽつんと

思いました。

コメント
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