ろくびー

山中清隆 作品日記
Kiyotaka Yamanaka

チェコ・プラハの「プラハ城」

2010-06-24 00:55:45 | 油彩画ブルージュ
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「プラハ城」油彩画  40号P  1996年(個人蔵) チェコ・プラハ

思い出の絵
プラハ②

「プラハ城」

この絵には特別なエピソードがあるんです。

私がベルギーの観光ビザ対策でチェコに来て、プラハ城の遊歩道でこの絵を描いていたとき
向こうから背の高いハンサムな白人が歩いてきました。
なにげに私の後ろで足を止めて絵を拝見~

「いいね♪」

えっ 日本語っす!

突然の日本語に驚いて彼と話してみると、
東京で輸入アパレル関係のお仕事をされているアメリカ人のデイブさんと言う方で、
日本語はペラペラだし冗談は面白いし、とても感じのいい人でした。

相変わらず飲みに行くことしか考えていない私は、彼を例のビアホールにさそって、
今晩飲みに行く約束を交わしました。

で、夜、
約束の場所に少し遅れてきた彼とさっそく黒生地ビール天国へ

ビアホールは今晩もにぎやかで、長いテーブルは皆相席です。
黒ビールをガブガブ飲んで楽しく二人で盛り上がりました。
お酒が入ると女性の話に・・・・

デイブさんは、日本人女性と付き合ったことはあるけど、
お互いの文化の壁でいつも別れてしまうそうです。

隣に座っていた白人グループの小柄でかわいらしい一人の女性に、
彼が声をかけてこちらの話に引き込みました。
通訳しながら楽しく乾杯♪

彼女もアメリカ人で、彼の優しく爽やかな冗談にこの場は盛り上がり
楽しい時間をみんなで過ごすことができました。

意気投合してしまった二人はアメリカ帰国後に再会。

で、私はこの滞在制作から日本に帰国後の翌年に個展。
そのときに彼が来てくれて、

「プラハのビヤホールで出会ったあの彼女と結婚することになってね♪」
「だから記念にこの絵を買いに来たんだ!」
「それと結婚式には君にも来て欲しい。」
「アメリカまでぇ」

個展後にイタリア行きを予定していたので、
アメリカに行く予算と時間が無く
残念ながら行けませんでした。


今思うと・・・・
無理してでも行けばよかったのにな~


おめでとう♪





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