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「お城の家」 透明水彩画 A5(210×148)2019年作 イタリア・ヴェネチア 個人蔵
リアルと橋からサンマルコへ向かう水上バスに乗って、
一つ目のS. Silvestro駅近くにある大運河沿いの赤いお家です。
庭には大きな円柱系の木が2本植えてあって
家の上部の一部にお城のような装飾があるので、
それがとてもチャーミングでかわいらしいお家なんです。
1998年にも油絵でも描いたことがあるのですが、
イタリア・ベネチア2 「城の家」
21年ぶりに水彩画で描いてみました。
当時はもっと外壁がいい感じに傷んでいましたが、
それから綺麗に直されて、今は少し汚れて味が出てきたところ。
4階の窓の一つに、植木鉢が3個置いてあって、
緑が一つとお花が二つ。
気持ちよさそうに日向ぼっこをしています。
窓に緑やお花をほんの少しでも置いてくれると
その人の心が見つめている命へのいとおしさのようなものが周りに広がって、
見る人の微笑みを誘います。
幸せの黄色いハンカチみたいで不思議ですね。
建物もぼくらと同じ材料の地球から、人の手とイメージによって生まれてきたのですから
命も心もあって会話をしたり笑ったり悲しんだりしていて、
きっとこの窓の小さな植物のことを気に入って
ご機嫌に喜んでいますよ。
でも
どうしてこのお家を建てた人は
お城のような装飾を一部にだけしたのでしょうね~
お花を窓に少しだけ置いて少し癒されるように
お城の装飾を少しだけ家につけて
ちょっぴり王子様やお姫様になりたかったのかも?
しれませんね~
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