ろくびー

山中清隆 作品日記
Kiyotaka Yamanaka

「時計塔のある広場」イタリア・ヴェネチア2017年 水彩画のご紹介です。

2018-11-03 19:08:47 | ヴェネチア

「時計塔のある風景」 透明水彩画 A5(210×148)2017年作 イタリア・ヴェネチア 個人蔵




この作品はヴェネチアのサンティ・アポストリ広場に架けられた橋の上から

サンティ・アポストリ教会の鐘楼を描いた作品です。



鐘楼にはロマンチックな丸い時計が付いていまして、

文字盤の真ん中にある太陽が四方八方に手を伸ばしてグルグル回っています。

1本長い手があるので、おそらくそれが現在時刻だと思います。



私は時計やスマホを持ってないので、時刻を知りたいときは分からなくて困るのですが、

街に時計塔なんかあると、その時計を見に足を運ぶし愛着もわくしありがたいですね。



この鐘楼が見える橋の上でスケッチをしていた時のこと


ゴーゴー響かせながら、

絵にも描いた水色の運搬船が勢いよく自慢気に広場へ横づけしました。


船は見慣れない形のピカピカの最新で

異常にパワフルできびきびした動きに自然に目を奪われます。


船を運転していたのは、

マッチョでイカツイお兄さん!


派手に現れた船とお兄さんに、

人も建物もみんな釘づけ。


あたりの視線を一身に集め

そうでなくちゃと言わんばかりにワインの荷卸しをカッコよく始め、

さっさと運んで、またゴーゴー響かせて風のごとく去っていきました。

カッコイイ~




鐘楼さんも

みんなが時間を気にしてちょくちょく時計を見上げるものですから

その視線を四六時中感じちゃって

いつも僕を気にして見ててくれてると思ってるのですよ。


そして、かってにご機嫌になって

お礼にみんなを大事に見守ってくれています。











そういえば

通天閣にも大きな電飾時計がありまして(たまに消えてて困る)、

私もよく見上げて時刻を確認しているのですが、


おそらく

天王寺動物園のチュウゴクオオカミやらフンボルトペンギンやらも

ごはんまだかな~って

通天閣の電飾時計をたまに見上げながら心待ちに待っている


ような気がしました。




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