イスラエル旅行記

旅行記が完成したので、あとは普通に。、

43.カペナウム A

2006年09月11日 | Weblog
 【写真:カペナウムのシナゴーク】

 いよいよ今度は、カペナウムのシナゴークに到着です。入り口に「半ズボンの人は入るべからず」という看板があります。昨年の夏には、入れない人が何人もいました。半ズボンどころか、暑さのために上半身が裸の、おデブさんまでいましたので気の毒なのと可笑しいのとで困ったものでした。団体さんは、ガイドさんが前日に注意してくれますので、何の心配もありません。

 さて門をくぐると、石柱や鴨居の一部が道の両側に並べてあります。いずれもユダヤ教に関する模様が彫られています。たとえば、神の箱、ざくろ、ぶどう、ダビデの星など・・・。そして、そのまま道なりに進むと、シナゴークの跡に出ました。倉田さんは日陰に私たちを座らせ、ご自分は眩しさに耐えながら説明して下さいました。

「ユダヤ教の教会堂をシナゴークといいます。このシナゴークはですね、実際にイエス・キリストが説教したシナゴークの、その上に建っています。床や壁、また柱などが残っているので、もとの姿がはっきりと分かるんですね。この建物自体は石灰岩造りで、このように二階建てになっていました」
 実際の場所に立っているのと、絵を見せての説明に、当時の建物の様子がちゃんと分かってゾクッとしました。
「男性は1階で、女性は2階で祈っていたと言われています。ユダヤ教では、必ず男女が別れてお祈りするんですね。また聖書にも書いてあるように、イエス・キリストは第二の故郷としてカペナウムに住んで、この辺を伝道したと言われています(マルコ2:1)。 そして、この地で数々の病人を癒したと書いてあります」
「ふむふむ」
「また、今みなさんが腰かけておられるこの建物はですね、これは3世紀頃のものと言われていますが、その土台は先ほども言いましたように、実際にイエスが説教したシナゴークだと考えられています」
「どうしてそれが分かるんですか」
「はい、それはですね、さらに発掘した結果、土台が黒玄武岩で出来ているということが、分かったからなんです」
 確かに素人目で見ても、はっきりと違いが分かりました。

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