イスラエル旅行記

旅行記が完成したので、あとは普通に。、

36.朝のひととき A

2006年09月06日 | Weblog
*ガリラヤ湖畔

 一夜明けて10月14日(水)午前5時。チュンチュン、チュンチュン、雀の鳴き声に目覚めると、窓から心地よい陽が差し込んでいます。
「ねえ、起きたぁ? こっちへ来てごらんよ。いい景色よ~」
 ルームメイトの児玉さんは、すでに着替えを済ませています。パジャマのまま、指で髪をとかしながら、窓辺に行きました。
「わあぁ~~」
 太陽がまっすぐ向かってきます。反射して銀色に輝くガリラヤ湖のまぶしさ! 一瞬主の再臨を思わせます。

*半時ばかり、天静まるや、直ちに天の幕開かるること、あたかも巻かれし後より、巻物の解き開かるるが如くして、主の面現るべし。しかして生きて地上にある聖徒らは、その身変わりて主に会うために、空中に挙げられん。(教義と聖約88:95~96)

 昨日の見学で心が清められ、早くも空中に上がっているような錯覚を覚えます。そのまま、窓の下から垂直に伸びている並木路に目を向けると、どうやら散歩しているのは角田さん。彼女は15年ぶりの再来なので、昔とずいぶん違うとおっしゃっていました。見学するたびに、昔の方が感動が深かったと、記憶を確かめながら歩いていました。いかにも行動派らしく、寝る間もおしいかのようです。

 藤井さんも4時ごろにはホテルを出て、湖畔で聖書を読まれたとか・・・。みなそれぞれに自分とイエス様だけの世界に浸ったことでしょう。私たちも、朝食前のひとときを散歩に出ました。湖面に反射した太陽のかけらを、身体中に浴びて幸せを満喫しました。湖畔には手を上げ、足を上げしてウオーミングアップしている青年の鈴木さんもいます。藤井さんもそうですが、若いということは、ただそれだけで宝石なんですよね。

 振り返ってホテルの方を見ますと、小室さんの奥さんが窓から上半身を乗り出して、何かパタパタと埃を払っています。その光景はまるで外国映画のようで、後ろの岩山にも見事にマッチしているでありませんか。まもなくロビーに戻って腰かけていると、彼らが下りて来ました。ん? 二人とも半袖を着ています。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 35.仮庵 | トップ | 37.朝のひととき B »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事