イスラエル旅行記

旅行記が完成したので、あとは普通に。、

64.岩塩のソドム山

2006年09月25日 | Weblog
 【写真:岩塩の山】 
 
 主は硫黄と火とを主のところ、すなわち天からソドムとゴモラの上に降らせて、これらの町とすべての低地と、その町々のすべての住民と、その地にはえている物を、ことごとく滅ぼされた。しかしロトの妻はうしろを顧みたので塩の柱になった。(創19:24~26)

 聖書を読まれた後で、倉田さんから耳よりなお話を伺いました。
「ソドムとゴモラは、実際どこにあったかは定かではありません。この付近の死海の底に沈んだとも言われていますが、アラブ人の伝説によりますと、古代のソドムはこの岩塩の山の中にあって、罪人たちは岩塩になってしまったのだと言われています」

 実際こうして見ていますと、アラブの伝説の方が本当らしく思えてきます。ロトの妻が塩の柱になったのであれば、他の人たちだって塩になったという方が納得いきますもの。もしかして、この岩塩の山は、滅ぼされた人たちの墓場?
 バスは走り続けます。間もなく右手の道路脇に塩田が見え、また左手には、24時間営業の死海工場が見えました。工場のまわりに山のように積まれている塩、塩、塩。一見砂利のようにも見えます。
「この塩の山からですね、色々なものが作られるわけですが、食卓にのぼるようなものではなく、たとえば石鹸とか、薬品関係ですね」
 ここでみなさんから質問が出ました。
「これ、みんな塩ですか。すごいですね」
「24時間営業だと安息日はどうするんでしょうか」
「従業員は週休2日制ですか」

 残念ながら、その答えが記憶にも記録にも残っていないのは、どうしたことでしょう。ただ昨年通ったのは夜でしたから、暗闇に輝く工場の照明が、まるでディズニーランドのようだったのを思い出しました。


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