つれづれにとは「することがなく退屈する」とある。することは一杯あるが、屈めない、背伸びが出来ない、重い物が持てない、力仕事が出来ない。これでは出来ることを探すのが大変である。そこで自分で嫌いと思うことはやることにしよう。
まず床に物が置いてあるのが嫌い。古い建物故物入れが少ない、物を減らす事を心がけている。ところが息子は道具類が好きときている。いろいろと便利な道具、私の不自由な身体を思いやり玄関の階段の高さをレンガなどで調節をしたり、非常時のベルなどどこにいても鳴らせるようにしてある。非常袋には羊羹まで入っている。私の仕事は扇風機の掃除が残っている、なぜか気が乗らなくて部屋の隅に追いやって有る。何か言われそうだ。
数日前、リハビリ仲間がご主人の運転で来てくれた。リンゴが届いた、名のある上品なリンゴだそうだ。確かに美味しいリンゴだった。聞くところによると「整形の手術の再手術が有るが、難しい内科の病気があり悩みが尽きないと言われていた」お互いに年寄り、元気なご主人がいても辛いのは本人だから。
目の前のガラス戸が汚れている、11月も半分過ぎて気持ちはあせるけどどうしたものか、風まかせで行こう。