ウォーキングの途中「みそはぎ」の花を見つけました。
「みそはぎ」は「みそぎはぎ」を略したもの。
「みそぎ」は水を注いで悪魔を払うこと。
旧暦のお盆のときにミソハギの枝を水に浸して、
仏前の供え物に禊ぎ(みそぎ)をした。
別名
「盆花(ぼんばな)とも言われる。・・・ネットからの説明
東京では「みそはぎの枝」を折り、仏前の箸に使われたのを覚えています。
「金子みすゞの詩集」から、こんな素敵な詩もありました。
みそはぎ
ながれの岸のみそはぎは、
誰も知らない花でした。
ながれの水ははるばると、
とほくの海へゆきました。
大きな、大きな、大海で、
小さな、小さな、一しづく、
誰も、知らないみそはぎを、
いつもおもって居りました。
それは、さみしいみそはぎの、
花からこぼれた露でした。