菜の花日記

小さい喜びがあれば幸せ

悲しかった白いカーネーション

2015年05月10日 | 日記
今年も母の日がやってきました。

母の日には、赤いカーネーションに感謝の言葉を添えて贈るのが一般的です。

白いカーネーションは、亡き母に贈る花です。

私が中学生の頃、母の日が近くなると中学校では一つ10円で胸につける花を生徒に購入させました。

  お母さんのいる人は・・・赤いカーネーション

  お母さんのいない人は・・・白いカーネーション

私は当時、親の事情で母親とは別に暮らしていました。父親と二人で暮らしていました。

母と呼ぶ人はいるのに、側にいないため、白いカーネーションを胸につけました。

白いカーネーションを付けている生徒はわずかでした。

とても恥ずかしくて、悲しくて学校を出るとすぐ外してしまいました。

大人になってから思いました。配慮に欠けた学校の行事に、憤りさえ感じました。

その後、数年で終わりになったようでした。集めたお金がどうなったのか知らされませんでした。

私も人並みに母親になれました。

毎年、ささやかでは有ってもプレゼントが届きます。

「ありがとう」の言葉が何よりも嬉しいですね。

あと何回母の日を味わうことが出来るでしょう。

頑張りましょう。






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