ゆらぎつつゆく

添島揺之歌集。ツイッター感覚で毎日つぶやきます。色調主義とコラボ。

一本が

2017-10-22 03:10:10 | 添削


また現代短歌の添削を試みた。


一本が一本としてきわだてる雑木林の夕映えのとき    沖ななも


平凡だ。これは中学生並である。

このような修辞も意趣もあまい歌が最近よく多い。こういうのばかりがよいとされている気風がある。

だがこういうもので、歌人と自称されては痛いのだ。

こんなものは、やろうと思えば誰にでも詠めるからだ。


ひともとの松のこころは白菊のしらずしるけくゆふばえの森   揺之






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