ゆらぎつつゆく

添島揺之歌集。ツイッター感覚で毎日つぶやきます。色調主義とコラボ。

チョークもて

2017-10-26 03:05:49 | 添削

チョークもてハーケンクロイツ床に書く つぎつぎ数は増えてゆきたり    生沼義朗


弱い。作品というより何かの骨片のようだ。

意味は読み取れるが感慨が浅いのは、本人の情感が動いていないからだ。

要するに魂が何もしていないのである。

歌人の霊魂がかかわらない歌は、ほぼ排せつ物に等しい。



反逆と破壊の声を喉に秘め床一面に書く鍵十字    揺之





コメント (2)
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