ゆらぎつつゆく

添島揺之歌集。ツイッター感覚で毎日つぶやきます。色調主義とコラボ。

寂しければ

2017-11-01 03:05:45 | 添削


寂しければ鹿島の灘の風浴びておもむろに被る夏の王冠    田中拓也


これは中学生並である。こういうのも現代短歌にはよくある。

情感も技巧も稚拙なのに、なぜかいいものという評価がある。

疑問をつけられる時もあるが、それはスルーされる。

疑問をつけられればこまるほど、ヘタだからだ。

字余りの語句も雑音に感じるだけでよい効果はない。



寂しさをおほふものなく鹿島灘風は冷えつつ我が頬をなづ    揺之






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