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ゆらぎつつゆく

添島揺之歌集。ツイッター感覚で毎日つぶやきます。色調主義とコラボ。

冬の皺

2017-11-02 03:06:16 | 添削


おもしろいので続けてやっている。


冬の皺よせゐる海よ今少し生きて己れの無残を見むか    中条ふみ子


おもしろくない。

短歌はこういう情感には向いていない。

人間の生き方を重苦しくする表現には、もっと長い詩文を適用するべきだ。

歌はその短さと形ゆえに、生き方を活発化させるものであったほうがよい。

高尚をきどって痛いことを言うと、足元に穴があくという例だと思う。


ゆふぐれの道をまよひて風かをる海のけはひにあしたをおもふ    揺之





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