昭和二十年代後半の共産党が武力闘争に明け暮れていた頃、当時の共産党幹部の志賀義雄は次のように武力闘争を批判しました。
「なにも武力革命などする必要はない。共産党が作った教科書で、社会主義革命を信奉する日教組の教師が、みっちり反日教育をほどこせば、三十~四十年後にはその青少年が日本の支配者となり指導者となる。教育で共産革命は達成できる」
この言葉は実におそろしい言葉です。
そして、日本はその後、左翼的(というか反日的)な学者が歴史教科書の執筆を担当してきました(1)。学校では、社会主義革命を信奉する日教組の教師が、「平和教育」や「民主教育」「人権教育」などの美名の下、自虐的な歴史観と国家解体思想を子供に植え付けてきました。
左翼的な学者は、教科書を持っと自虐的に反日的に書き換えようとしました。これに対し、当時の文部省は検定制度に基づいて、偏向記述を是正してきました(2)。
しかし、昭和五十年代ごろから文部省は偏向記述を是正しなくなりました(3)。共産党幹部の言葉が現実になったのでしょうか。
現在は、日教組は衰退し、反日教師は激減しています(4)。
私たちは、自虐的な歴史観と国家解体思想に偏った教科書から子供たちと先生の良心を守り、日本人としての自覚と誇りを伝える教育を早急に回復しなければなりません。
(1)ここでは「左翼」を「人権・平和の美名の下に国家観と民族固有の歴史観を破壊し、客観的で自虐的な歴史観を植え付け、その民族の誇りを奪って地球市民とする害悪」と定義しています。日本以外の世界で一般的に見られる正しい愛国心を持った善良な左翼の方々と混同しないでください。(日本でもたまにいるが少数。また、最近では世界でも害悪左翼が増えている。)
※「客観的」を良いと思う方もいると思いますが、「ある民族を滅ぼすには、その民族固有の歴史観を奪えば良い」という言葉の通り、民族には固有の歴史観があります。その歴史観は物語であり、決して客観的ではありません。「客観的」という言葉に騙されないでください。
(2)神話については記述されていない。「神話」を失った教育は日本人としての自覚と誇りを失わせたのだろうか。
(3)さらに、「侵略」→「進出」書き換え誤報事件により、諸外国が日本を批判した結果、外圧に屈した日本政府は「近隣のアジア諸国との歴史的事象について国際理解と国際協調の見地から必要な配慮」を行うという条項(近隣諸国条項)を追加した。
(4)自虐的な歴史観と国家解体思想の教育を受けているが、思想として反日主義を持っていないので民族固有の歴史観と国家観を啓発していくことが必要。
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