昨日弟嫁のお母様から誕生祝いのハガキをいただきました。
優しい方で編み物・皮革製品づくり・パッチワーク・そのうえ歌も
詠まれる私の尊敬する人の一人です。
娘婿の姉にも気遣いして下さる方だということからも素敵な方だと
わかります。私もこのお母様のように歳を重ねたいと常々思っております。
ハガキに「年年歳歳花相い似たり 歳歳年年人同じからず」の名言を痛感したと
添えて下さっていました。
昔、洛陽城の桃の花を楽しんだ人達は既にこの世にいない。
今、我々が風に舞う落花を眺めている。
毎年、花は同じ様に咲くが、毎年、人は同じではありえない
再生を繰り返す自然と、歳月の経過とともに不可逆的に衰えてゆく人間の存在
自然は変わらないけれども、人の世の移りゆくはかなさ。
リズミカルな対比の名詩ですが、詩の心はうら悲しい。
70歳の大台に乗りましたのでこれからは日々を大事に過ごしたいものです。