三日とろろと円谷幸吉さんの想い出

今日は仙台風の三日とろろを食べました。とろろは冷凍を使いましたが

美味しかったです。

結婚して初めて大晦日にお年取りをして、三日にとろろを

食べました。作るのも大変です。義兄が取り仕切り弟に命令

夫は命令通りに仕事をします。

舅は大せつな自然薯の扱いを注意します。大きなすり鉢で、とても時間が

かかりましたが、美味しいとろろ汁が出来上がりました。

塩引き鮭、のり、葱をのせて食べます。

みんなで作ったとろろ汁のおいしさに感激しました。

賑やかで楽しい作業でし姑は塩引きを焼き、

私は葱を刻みました。

 

円谷幸吉さんの遺書の　三日とろろ美味しゅうございました。

を読んでとろろ汁を作っていた円谷家の賑わいを我が家に重ねて

思い胸がこみ上げてきます。

優しいお人柄の方だったのでしょう。結婚のこと、辛い身体の

ことを理解してくれたコーチから離されてしまったこと、

本を何回読んでも涙が出てきます。

毎年三日とろろを食べて、円谷幸吉さんを偲んでいます。

一緒に食べた、舅姑、義兄、嫂、夫も旅立ってしまいました。

今頃夫が生きていたら、私にとろろのことで命令しているでしょう。

冷凍のとろろ？駄目だぞ　なんてね。

 

 

哀しいお知らせ

先日急逝した成田山の信徒係の方のご家族から

御挨拶状が届きました。

なんと喪主がお父さまでした。驚きました。

５０歳に近いご子息が先に逝かれてお父さまはどんなに

お辛いことでしょう。

亡くなった信徒係の方は２０年近くお世話をしてくださいました。

御護摩札の申し込みをいつもお願いしていました。

新年は混み合うので郵送でお願いしていました。

今年は五月も膝の具合が良くないので、郵送でお願いしました。

９月ももしかしたら無理かしらと思っていたら、新しい係の方から

急逝の知らせが届きました。気が抜けてしまいました。

お父さまのお気持ちを思うと胸が痛みます。

心からお悔やみ申しあげます。

○○さんもう一度会いたかった。穏やかな笑顔を見たかった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　合掌

 

 

 

三人の兄のこと

私の長兄はニューギニアのサンサポールで戦死しました。

敵と撃ちあってではなく、日本から遠く離れた戦地で

置き去りにされ、飢え死にしたそうです。

生き残った方が両親を訪ねてくださって、話してくださったそうです。

毎年命日にははがきが届いていました。

飯島進さんの　地獄の日本兵　を読んで無念の戦士達に思いを馳せ

ています。

姉が結婚するとき、相手のお父さまから、お宅の息子さんは

戦死なさってお気の毒でした。息子は帰ってきましたが、地獄を

見たそうです、と話してくださったそうです。

国内にいて衛生兵だった義兄は、復員してほっとしたのですが、

国から知らせが来て、もう一度の仕事を命じられました。

高額なお金を貰い、両親に渡し汽車に乗せられて着いたところが

広島でした。どのような光景を見たのでしょうか。

任務が終わって帰って来たときは、憔悴しきっていたそうです。

その話は大分後になって母から聞きました。

長兄戦死、義兄、次兄無事復員しましたが、辛い事があったのでしょう

次兄は警察予備隊から勧誘されましたが、固く断ったそうです。

手旗信号をいとこ達と教わって楽しかったんですが、次兄も水兵さんで

苦労したようです。

義兄は私の姉と大恋愛で結婚しました。

良き父、愛妻家、親孝行、陽気な人でした。広島で大変な辛い事が

があったのが不思議なくらいでした。身体も丈夫でした。

あの時代を生きた人たちに感謝します。

 

 

 

 

安倍元総理のご冥福をお祈り申し上げます

朝からウグイスが３０分ほど鳴いていました。

こんな時期に珍しいなと思っていました。変な気がしました。

その後大変な事が起きました。

何回もTVに映る安倍さんを正視出来ませんでした。

国民の願いも空しく、亡くなられました。

泣けて泣けて仕方がなかったです。友人から電話があって

二人で泣きました。我が国にとって大切な方でこれからも

頑張ってくださる方でした。

 

平成１６年４月１７日小泉内閣の時、夫と私が　桜を見る会に

招待されました。晴れがましく有り難い事でした。

小泉総理と安倍さんが通路を通って皆さんに挨拶されました。

安部さん安倍さん頼みますよ～の声が高かったです。

夫は小泉さん嫉妬するな～と笑っていました。

とても笑顔が素晴しかったです。

安倍さんが退任される２年前の時、朝からつくつく法師が、

１０回も鳴き続けていました。滅多にないことです。

あの時も珍しい事でした。何か不思議なことでした。

 

奥さま、お母さま、のお気持ちを思うとまた泣けてしまいます。

ただご冥福をお祈りすることしか出来なくて辛いです。

 

 

道志村のこと

道志村で行方不明になった美咲ちゃん、DNAが一致し

亡くなったと判定されました。

身体をしっかり抱きしめられなかったお母さんのお気持ちを

思うと辛いです。

私にとって懐かしい長閑な思い出の道志村がこんな悲しいことで

出てきてしまいました。

お母さんにお悔やみの言葉はまだ言えません。

きっと受け入れられないお気持ちでしょう。

楽しい夏休みが辛い夏休みになってしまいました。