いろんなご近所の方々

今の家に越してきて、8年目になる。
うちのある町は、小さい。正しくはせまいと言うべきかな。

8年来ずっと近所の方々と親しくしてもらってる。
真向かいのフランシスおばさんは、お節介で話し好き。
「今日、昼間に見かけない車に乗った男性が家の前に止まってた、気をつけろ」だとか、
「隣の町で、泥棒にはいられた家がある。用心しろ。」とか、
このおばさんのご主人は、空軍(エアーフォース）のベテランでメカニック技師として
30年勤め上げた方。息子さんの一人は海兵隊に入ったことがあるとか。
だから、家の息子が海兵隊に入隊したとき、色々と力になってくれた。
右の2軒隣は、ネイビー(海軍）のベテランだ。彼の再婚した奥さん(ディアナ）の息子さんは
アーミーの現役、左数件先は、イギリス出身のバーバラだが、彼女のお父さんはイギリス海軍の軍人さんだったらしい。皆、そんなこんなで息子のことを気にかけてくれる。
知ってみると結構軍人出身の人が多いのですね。表通りの角の家は、海兵隊の息子さんがいる。

左隣は中国人のご夫婦、といっても台湾の方です。
台湾の方と、本土の中国人とは区別してあげるのが礼儀となっていて、
チャイニーズとは言わずに、タイワニーズとのことだ。
小さい男の子が二人、ここに越してきてから生まれた。
二人とも薬剤師なので暮らしは余裕がある様子だ。

その隣は、アルゼンチン出身のようだ。

アメリカの人が、中国人と日本人と韓国人などのアジア人の区別がつかないように
私も、誰がどこの国の人がほとんどわからない。

つきあってしまえば、生まれた国は関係なくなってくる。
ただ、仲良しの私のご近所さんでいいなと思う。
同じ人間、肌の色や、髪の色、目の色、ほんとに違うけど
心や感情は同じ、気持ちは通じるのであります。

ただ、ここのとこフランシスおばさんの姿がトンと見えず
具合が悪いのではと心配している。
英語をあまり理解してない私に、畳み掛けるように
お構いなしに話してくるおばさんの話、また聞きたいのにね。