感動は命の肥し

曇りなき眼で、物事を見つめるなら必ずや真実を見極めることができる。覚醒の時を生きた記録として。

ゴミの捨て方

2012-02-01 | 日々思うこと
日本に帰った時、空港のゴミ箱に驚いたことを記憶している。
アメリカでの暮らしが20年以上になると、日本のことがとても新鮮に感じることがよくある。

ゴミのこともそうだ。

ゴミの仕分けの仕方が徹底している。
ここは、まだまだだ。
それでも私などは、あらゆる空き箱や、新聞紙、雑誌、ジャンクメールなどを
紙を捨てる日に、ボトル、プラスティック、ガラスはリサイクルの日に、
台所や部屋の生活ゴミは普通のゴミの日に、その他はトラッシュの日に、
芝の刈ったのや枝、草などはヤードウェイストの日に、と自分なりに
仕分けして捨てているつもりだ。
電池やペンキ、薬など地球に害になるものは別に集めて別途指定された場所に捨てに行く。

リサイクルは、ビニールバックなどには入れないで、そのまま大きなゴミ箱にいれて
出さないといけないはずなのだけど、そうしてない家庭が結構多い。

最近の若い人達は、物を簡単に捨てるように感じる。
むかいのフランクおじさんは、空軍のメカニックに30年勤め上げただけあって
物には詳しいらしく、トラッシュを捨てる日に家の前に出されている
ゴミの中から、捨てるには忍びないものを見つけてきては直して使ったりする人で
時々、そのおこぼれがうちにも回ってくる。

自転車みたいな健康器具とか、子供のモーターバイクとかがそれだ。
夏に週に一度は使う芝刈り機も、フランクおじさんにもらったもの、大変重宝している。

「ちょっと直せばまた使えるのに、すぐ新しいのと買い換えるんだ。」と嘆いている。
それには、私もちょっと同感だ。

物の捨て方、ほんとに大切だと感じている。
今使ってるものを出来るだけ大切に永く使い、
捨てる時には、きちんと捨てる。
出来るだけゴミを出さないことも、地球環境を守る第1歩になるのではないだろうか。

健康な水、空気、土に、太陽、それらの自然に私達人間は生かされている。
はっきりした事実だ。決して町のスーパーマーケットに生かされてるわけではない。
お金があれば、手に入ってしまう世の中だ。
子供達は、食べ物はスーパーマーケットが与えてくれるものだと勘違いしてるだろう。
自然と農家の人達や漁師の人達が与えてくれてることを感じきれないだろう。

自然が破壊されたら、私達は生きていけなくなることを肌身で感じないといけない。
今はいいかもしれない、でも、子供達が暮らす未来はどうなるだろうか。

「自然を破壊するのは人間の利己心です。今、安心して息をする事も出来ないくらい
地球の環境が破壊されたのは、人より少しでも大きく、早く成功しようとする人間の貪欲さです。
自然は自分だけが使って捨てる使い捨てのものではありません。自然は子々孫々まで
大切に残していかないといけない生きるための土台です。」とある方の著書に書いてあった。
今の私達の、今さえ良ければ、自分さえ良ければという利己心が
地球を破壊しているという事実がある。

子供を持つ親は、子供達の未来を心配する。
インディアン達は7代後の、子孫のことを考えてその時を生きたと言う。
子供を生まない大人達に、子供を生めない同性愛者の人達に
子を持つ親の様に親身になって人類の未来を考える事が果たして出来るのだろうか。

物を大切に使い、物の捨て方に気を配り慎ましく生きる。
小さなこと、些細なことをいい加減にしない誠実な生き方、
地球を愛する小さな第1歩…になるだろう。



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