間もなく還暦を迎える。50代の最後を楽しんでいる。このくらいの歳になると、1歳2歳と歳を重ねたところで、さして変わりないようなものだが、60と聞くと、老けたと言う感が否定できない。
人生は残すところ、10年、20年だ。まだ、20年もあると思ったら間違いだ。その間、老いは急速に速度を増してゆくだろう。足腰も弱くなる。やりたくてもできなくなることも出てくる。そう思うこの頃だ。
そこで、映画のモーガンフリーマンではないが、バケツリストのような事を考える日々である。この映画は、チャックフルオナッツと言う珈琲が映画の中で出てくると言う事で以前ここで書いたことがあるような気がする。
バケツリスト…死ぬまでにやっておきたいこと。
今は、たくさん思いつかないけど、とりあえず何個かある。
1、シアトルからシカゴまでを2泊3日で走る寝台特急、エンパイアービルダーに乗る。
2、日本の山陰鉄道での旅。
3、日本の家族とゆっくり時間をとって過ごしたい。
アメリカに来てかれこれ30年で、その間、日本に何回か帰ったけれど、あまり長期で帰れないからせいぜい2週間、往復にかかる時間を引けば、日本滞在は正味12日程度になる。その上時差もある。最初の数日は休暇にカウントするには無理があるだろう。日本を発つ日は発つ日で気ぜわしいし、結局、日本での休暇を楽しむのは、1週間がいいところ。
2か月くらいゆっくり日本を楽しんでみたい。それが大きな夢なのだ。
その為には、今の仕事を一旦辞めるしかない。仕事をとるか、バケツリストをとるか、まだまだ元気なうちに、日本の各地を訪ねてみたい。懐かしい人を訪ねたい、だから、仕事を辞めるしかないと言う思いに至っているこの頃である。
仕事がなくなってどうするか、それは、後で考えよう。
とにかく、バケツリスト、死ぬまでにやっておきたいことを書き出す。まずは、そこからだな。