今日は、3月13日金曜日。よりによって、トランプ大統領の緊急事態宣言が13日の金曜日なんだ。
娘の会社は、今日から自宅での勤務を推奨するとなり、彼女は台所にコンピューターを持ってきて、一日家で仕事をする。コンピューターセキュリティー会社に勤める長男は、職場からコンピューターを持ち帰り、来週からは自宅で仕事をすることになったとの事。今春卒業する学生の卒業制作の為にキャンパスを開けていた次女の大学も来週からはすべてクローズになる。
昨日、NBAに続き、ベースボールもシーズン開始を遅らせると発表、ブロードウェイのミュージカルはすべて1か月中止になった。リンカーンセンターも、カーネギーホールもメトロポリタン美術館も、軒並みドアを閉めるとある。
コンサート、展示会、発表会、結婚式、お葬式、舞台、スポーツトーナメント、マラソン、大学バスケなど、何から何まですべてに支障がある。今、人が群がるのは町の量販店とスーパーマーケットだ。
コスコやホールフーズ、トレーダージョーに長い列を作るカスタマーの様子がニュースで流れる。
あるテレビ局のニュース番組は、局で働く人に感染者が出たとの事で、社屋の清掃の為、ニュースアンカーが自分の家の台所にカメラを持ち込み、ニュースを流している。
夜の人気トークショーやジョパディーなどのゲームショーも、会場に観客なしでの収録。
ニュージャージーの繁華街に当たるジャージーシティーやホボ―ケンのバーは夜の10時を持って閉店するようにとのお達しもでた。公立の義務教育の学校はすべて休校になる。
生活が立ち行かなる人達が出てくる。観光客相手の職場は影響が大きい。
時間給で働くショービジネスの環境で働く人たちが、突然仕事がなくなり影響を受ける。
そんな中、バスケットボールのダラスのチームオーナーでシャークタンクに出演している、マーク・キューバンが、NBAのチームアリーナで時間給で働く人の為に、仕事がない間も彼らが給料を支給される様対策を練ると言ってるらしい。また、クリーブランドのバスケットボールプレーヤー、ケビン・ラブも、ゲームがなくなって突然仕事がなくなった時間給で働く人たちは、自分たちがゲームができる様にいつも世話してくれてる人達だ、彼らに恩返しする機会だと、自ら10万ドル献金し、仲間にも協力を募っている。ニューオリンズやデトロイトのプレーヤー達も同参している。ミルウォーキーの選手も、彼らは家族と同じだ、バスケットボールよりもこの事は重要だと10万ドルドネーションしたとの事だ。
10万ドルは約1千万円。
自分の名前を売る為と、安易に決めつけてしまう、そんな感じがアジア人にはあるような気がする。私がそうなのかもしれない。こちらの人たちって、困った人を見るとすぐに、動くのよね。いろんな形で。すごいな。
トランプ大統領が国家レベルでの緊急事態宣言を発令し、国の危機の為に特別に国家予算をつぎ込んで、困難な状況に対応できるようにするとの事で、データ会社各社は、月の支払いが遅れてもデータを取り上げないようにすると発表している。色々な面での支払いが困難な状況に細かく対応が成されるような話だ。直ぐに困るのは高い賃借を借りてる人たちだ。カードの支払いやローンの支払いに困る人たちにも対応が成されるだろう。コロナにかかって仕事を休むしかない人には、有給での病欠が出されるべきだし、コロナの検査や治療の費用は、国が肩代わりしてくれないと、困る人がたくさんいる。
明日を心配しなければならない状況だ。
この週末、世の中がどう展開するのか…。
今月末に上映されるムランの実写版、見に行きたいのだけど、子供らは「行く気なの!」と斜め目線だ。
毎日、家ですることと言えば、テレビを見る事と本を読むこと、食べる事しかない。肥りそうな予感。