運命の日、11月5日。
朝起きて出勤の準備を済ませ、8時過ぎに家を出て、車で数分の町のレクリエーションセンターに設置された投票所に向かう。
投票所横の図書館の駐車場に車を停めて、建物の中に入ったところ、長い列ができていたのには、驚いた。
いつもは、会場には、せいぜい数人の投票に来た人と、それより多いボランティアのスタッフらしき方々がいて、ものの数分で投票が終わるのが常だったのですが…。
どうして?こんなに多いのだろう?
やっぱり、皆意識高いのかなとか、思いつつ、受付を待つ20人ほどの長い列に並び、投票番号を受け取って、投票箱に並ぶ今度は30~40人はいるかと思う長い列にならんで、無事投票を終えました。30~40分はかかったかな。
マンハッタンなど、人口密度の高い地域では、投票に来た人の列がビルの外にまで並ぶ光景をニュースなどで目にすることはあります。けれども、私が住むNJの小さな町でこんなの初めてです。
夜は、ドキドキするのが耐えられそうにないので、テレビもネットも見ないで、早々眠りにつきました。と言うか、実は日本に1か月帰省していて、10月29日にアメリカに帰ってきたばかりで、実は時差がまだ治っていない。
夕飯を食べたら、もう8時頃には眠くなる日々でしたので、思い切って寝て、早く起きて結果を見ようと思ったのです。
2020年は、ずーっとテレビを見ながら日付が変わった夜の2時半過ぎだったかに行われた、トランプ大統領の勝利宣言を見て、ホッとして寝たのに、よく朝起きてみると、何と結果がひっくり返っていて、青天の霹靂、お先真っ暗、顔面蒼白で何が起こったのか理解できず、食事も喉を通らず、泣き暮らしたのですから。
そのトラウマがあったので、潔く寝る事にしたのです。
目が覚めたのは午前4時過ぎ。
2階のお手洗いに行くと、すでに起きていた旦那が
「トランプが勝った。」
と言う言葉も半信半疑で、まだまだ、わからないぞーと、喜ぶには至らず、それでも、朝のフォックスのニュースをつけてみると、やはりトランプさん勝ったみたいで、どこのネットワークもトランプ当確出してるのを見て、やっと結果を受け入れて安堵したのです。
良かった、本当に良かった。
トランプさんのアメリカになった。
空の色さえも違って見えた、11月6日でした。
4年間の忍耐の期間を越えて迎えた11月の6日の朝。
私は、この日を忘れない。
アメリカを取り戻せた日、待ちに待ったトランプ大統領のアメリカとなった日。
はるかに多い、ボランティアの方々の姿