昨夜はアカデミーの会場が荒れました。
ウィル・スミスがプレゼンターのクリス・ロックの顔を平手打ちしてしまったのですが。
クリスは、ウィルの奥さんのジェイダが、数年来の脱毛症に悩み、結局丸刈りにしている経緯をどうやら知らなかったようですね。知っていたのだとしたら、女性の気持ちを彼はあまり理解できない男性なのだという事になります。
”髪は女の命”と言ったのは、何かのコマーシャルでしたか…。
薄毛だったり、脱毛症で悩む女性の気持ちを知るなら、絶対に言えないジョークですよ。
確かに、ジョーク自体は、けっして彼女を醜く言っている内容ではないのですが、丸坊主の経緯を知っていたなら言えない話。
アカデミーの授賞式と言う晴れ舞台で、生配信と言う中で、脱毛症で丸坊主にするしかなかった自分の奥さんの容姿を揶揄された、腹が立つと思います。ジョークを言われた時の、ジェイダの表情は、悲しげでした。彼女は今では一般人みたいなものですし、ウィルに言うならいいけど、奥さんをジョークの対象にした、クリスの行き過ぎはあると思う。クリスを擁護する人の方が多いけれど、喧嘩両成敗にするべきではないかな。
ウィルの取った行動や放った言葉は、大人げないと言ってしまえばそれまでですが、人間は間違いを犯すものですから。叩かれたクリスの方は、訴えたりはしないと言っているとの事ですし。
2016年のオスカーの時、ジェイダがオスカーをボイコットしたことを取り上げて揶揄ったクリスを、ウィルは根に持っていたという事は、無きにしも非ず。
この二人、何かあるのかな???
メディアが、こぞって取り上げて批判しています。ウィルをです。
リベラルな司会者たちは、ウィルのやったことはトランプと一緒、みたいな、何が言いたいのかわからないコメントを出して、ウィルをたたきたいのか、トランプをたたこうとしているのかわかりません。
ウィル・スミスはトランプと一緒?
ウィルのように、奥さんのために、奥さんを守って立ち上がる男らしさは、リベラルの世界では認められないという事なのでしょう。女性も男性も平等で、女性は男性に守られるだけの存在ではない。女性は家庭を守り、男性は家族のために働いて、などと言う伝統的な家庭観は、リベラルの世界にはないですよ。
もし、うちの旦那がウィルで、私がジェイダだったら(すごい仮説)うちの旦那は、平手打ち1回で終わらなかったと思う。ボコボコにしてたかも。へらへら笑っておしまいになるはずがない。
私はウィルを擁護しますが、とにかく、これは、両成敗が妥当です。ジョークを飛ばさなければならないコメディアンにも、超えてはならない一線がある。
芸人として公的な立場のウィルが見せた行動は、褒められたものではないのは確かですが。
事情を知るなら、短気で乱暴で心の狭いウィル・スミスではなく、
愛する妻を守った男らしいウィル・スミスと言う見方がもっと出てくると思う。
でも、彼を擁護するとキャンセルされそうなここの雰囲気があるのは確かで。
しかし、
視聴率低調で頭が痛い彼らが、もしかしたら、視聴率稼ぎのやらせをクリスに仕込んだかなと、思いたくなるのは、さすがに勘繰りすぎ?・・・。ステージに上がってくるウィルに顔を突き出すようにして、待ち構えるクリスの行動が、いかにも、打ってくれと言っているように、見えて仕方がなかったんですけど…。
ウィルの表情がこちらからは見えてないですが、怒り心頭な表情なら、殴られると思って逃げだしはしなかったろうかと、殴るように煽った?のかと思ったりするのです。
彼らは演じることができるから、どこまで信じたらいいのかとも、思ってしまってね。
クリスのリアクションが上手すぎて(殴られるとわかってたのかなとか)、まったく驚いてないですね、視聴率稼ぎ、話題造りのために?まさかね…。
勘ぐりすぎであることを願います。