食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『回想旅行記、ニューハーフショー』

2014年03月09日 17時49分48秒 | 旅行

タイはニューハーフに寛容な国で身体にメスを入れて性転換することにも同様のようでニューハーフ先進国。しか

し街の中を歩いているだけだと所謂オカマに出会うことなどないから、ニューハーフに寛容な国でありそうなこと

すら理解出来なかった。

しかし、夜の街にネオンが輝き始めると何処から集まってくるのか知らないが歓楽街や、夜のエンターテイメント

には欠かせない存在だ。私が事前に調べたところではマンボとカリプソという店が有名らしく、OPツアー会社で

食事とチケットに送迎を付けて準備しているので、それを利用するのも一つの手。

夕方、ホテルまで迎えに来てくれ他のホテルを回って客を集めるかと思っていたら、それもそのはず例の暴動騒ぎ

で観光客の戻りはさっぱりで、ガイドも別のアルバイトをしないと食えなくなるほど暇続きだとぼやいていた。騒

ぎ前の観光客の状態がどのようだったのか知らないから、比較はできないが確かに日本人や外国人を観光地で見か

けることは少ない。だから逆に言えば客が少ないからサービスが良くなるのではなかろうか。

私たちが向かった先はマンボ、この店の隣にある宮廷料理レストランでタイ古典舞踊を観ながら宮廷料理を頂く。

踊りはカンボジアのアプサラダンスとよく似ていて、私たちからすれば言葉も分からないから区別はつけられない。

先述のように周囲を見回してみても日本人は見当たらないし、外国人も少なく席はガラガラ状態、つまりマンボの

ニューハーフショーの客も大半はここからスライドするから、入りは悪いことが想定された。

食事はタイ名物のトムヤンクンが出され。術後に味覚変化が起こっていたから唐辛子の辛さはめっきりとヘナチョ

コになっており、普通なら丁度いい辛さだろうが、私には刺激が強すぎた。タイ料理は近隣諸国に比べると辛さは

マイルドだと言われるが、術後の私には唐辛子入りだとマイルドとは思えなかった。

食後、隣にある劇場入りする。予想通り座席の中央部分に客が集中して左右の席はガラガラ状態で日本、日本人は

私たち夫婦だけのようだった。やがて妖艶な美女たちが繰り出すショーが始まった。

この劇場で有名な女優さんは松田聖子の物真似、口パクながら容姿を似せておりメイクもばっちりで、そこらの女

性よりも清楚に見える。もう一人はジャンボで怪物のようなお嬢さん、コミカルな動きをして観客から大きな笑い

をとっている。顔立ちや仕草は元々、その気があっただろうが豊満な胸に整形し、すらりと伸びた長い脚で芸も全

く女性の振る舞い。

ショーの途中でステージから一人の女性が降りてきて、男性を物色している様子、するといきなり私の腕を掴んで

ステージの方に引っ張っていき遂に上げられてしまった。

何があるのか、どうすればいいのか戸惑っていると、椅子が用意してあり座れとのことだったのでその通りにする

と、今度は目隠しをされた。その後のことは何があったのか分からなかったが観客の笑い声が上がっていた。妻の

話だとジャンボが砲弾のようなおっぱいを私の顔に押し当てていたと言うことだった。話を聞いても全く心当たり

のないような感じだった。

ニューハーフとかオカマとか私には縁のない物と思っていたのに、実際にこうした所で観劇すると本当に面白いも

ので、小一時間のショーはあっという間に終わってしまった。帰り際に観客と一緒に写真を撮ることができ、多少

のチップを出す必要があると聞いていたが、おつりをくれと言う訳にはいかないから大きな札しかないと、大きな

チップになる。

  【 タイ編おわり】

 

      名物コメディアン?                       舞台に上げられいじられる

 


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