来年2018年2月11日(日)、10時~17時まで、狛江エコルマホールにて、ふらっとエコルマ、オープンハウス「遊べる、学べる“能図鑑”」が開催されます。
能を良くご覧になる方にも、また能は全く初めてという方にも楽しんでいただけるよう企画しました。
朝から夕方まで、ホールの施設をすべて使って、それもワンコイン(中学生以下は無料!)、内容も能楽界としてはたぶん前代未聞のイベントだと自負しています!
728席あるホールに本格的な能舞台を組み、実際に舞台に上がって、能楽師の指導の下、舞台上の目線を体験できます(要白足袋または白靴下)。
その他ホールでは、この当日に向けてゼロから5回のお稽古をされた方が、謡、笛、小鼓の発表をしたり、アマチュアの皆さんのミニ発表会もあります。
フィナーレには能装束の着付け実演、曲目解説のあと、金春流宗家憲和師に素謡「翁」をお願いし、中村が半能「是界」のシテをさせていただきます。
ホールと同じフロアにあるリハーサル室では楽器体験として、栗林と鳥山が笛と小鼓の体験指導をします。
ホールから2階上、いつも講座をしている展示・多目的室では、狛江在住の面打師辻高毅氏の能面の展示のほか、能×文学、能×美術、能×身体と3つのテーマで講演、ワークショップを行います。
能は観たこと、やったことはないけど文学、美術、身体の使い方には興味がある、という方にオススメです。
○文学
夏目漱石など実際に能の稽古をし、作品にも反映されている近代文学を能楽師の実演を交えながら、普段普及会でも講師をお願いしている能楽研究家後藤和也氏にお話しいただきます。
○美術
能の楽器の美を中心に能楽師が説明をします。
普段、楽器の説明となるとどうしても音色や舞台上での使い方ばかりになってしまいますが、鼓の胴に描かれる蒔絵など、それだけで十分美術工芸品としての価値を持っています。
また「道具」としての特別な絵柄があったり、また能面についても普段の能楽講座ではなかなか聞けない部分にスポットを当てます。
○身体
もともと武士に愛された芸能ということで、その所作がいかに理にかなったものか、柔剣雷心館代表永野勝氏に体験もしていただきながらご指導いただきます(動きやすい服装でご参加ください)。
能の所作をちゃんとマスターすることで、人を倒すことができるという不思議な体験ができます。
柔剣雷心館さんについてはこちらをご覧ください。
そして入ってすぐ、ホール前のロビーでは能楽師が説明をしながら、能面や能装束、裃の体験ができるほか、長刀を構えた写真を撮れたりします。
お子さまもOK!家族連れでもみんなで撮れます。
更にミニ舞台では能楽囃子や能装束の部分着付け体験など当日発表のミニ企画もあります。
チラシ表面の左下の絵に釘付けになられた方も多いと思いますが、こちらは漫画「能面女子の花子さん」(著者織田涼さん)のキャラクター花子さんです。
女子は能面を着けて生活しなければならないという掟の家庭に育った女子高生花子さんを取り巻くコメディー漫画です。
講談社さんの全面協力をいただき、複製原画展示やパネル等の展示をご検討いただいています。
また、リアル花子さんがサプライズで登場予定!
一緒に写真も撮れちゃいます!
そのほか館内の至る所に演能写真や能楽トリビアパネルの展示、全部回るとグッズがもらえるスタンプラリーもあります。
更にスタンプラリーを終えた方には最後に豪華景品が当たる大抽選会も行います。
入場料500円で、景品が数万円…なんていうこともあるかもしれません。
切符のご購入方法はこちらをご覧ください。
今回を逃すと、たぶん2度とできない企画です。
寒い時期ではありますが、いらっしゃって絶対損はさせませんので、ぜひぜひお誘いあわせの上ご来場ください!!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます