狛江能楽普及会

狛江市から能楽の輪を広げていきます!
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小鼓ってこづつみ?

2009-12-01 00:46:34 | 能の道具
いよいよワークショップですね。
いろいろ準備に追われています。^^

さてさて今回のテーマは「小鼓」です。
(小さい鼓)と書きます。クロネコヤ○トで届く小包ではありません。
普段能では隣に(大きい鼓)「大鼓」が並んでいます。
能楽では大小ペアで用いられますが、知名度としては天と地ほどちがいます!
鼓と言えば小鼓というくらい、実際には見たことがない人でも音は知っています。
しかし大鼓はほとんど知られていません。

現在の鼓の起源は南インドだと言われています。
と言いますのも、能管もそうであるように大陸から渡ってきた楽器に、<日本人の音楽感性>を移した楽器なのです。
登場以来おもに能楽の世界で磨かれてきました。

そもそも太鼓や笛という楽器は単純なもので、昔の地層から様々な楽器が出土しています。
しかし、日本は酸性土壌であるために縄文時代などのものは、なかなか完全な状態での出土がなく研究が進んでいないのが現状であるようです。
もともと日本にあった単純な構造の太鼓などで、現在の小鼓の音色に近い音を出していた、と考えています。
それが大陸から渡ってきた複雑な構造の「鼓」と融合したことで深く、また様々な音色を獲得したのではないでしょうか。

まあ難しいことは抜きにして、小鼓はCMなどでよく見るように抜群の知名度と美しい音色をもっています。・・・・が、おそらく実際に打ったことがある方は少ないでしょう。

2日のワークショップでは思う存分この鼓に触っていただこうと思っています。

狛江能楽普及会では今後狛江エコルマホールで継続的に小鼓教室を開催いたします。
有名だけどなかなか触れる機会のない小鼓を楽しく打ってみませんか?



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
リズム音痴だけれど、、、、、 (三四郎)
2010-02-17 14:37:51
はじめまして、今年60歳になった三四郎と申します。小さいころから定評のある音痴ですが、小鼓を習いたいな、と思っていました。でも自分ではそんなものは打てないだろうと思っています。一度触らせていただけますでしょうか?
継続的な小鼓教室というのは、いつおやりになっていらっしゃいますかね。
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教室 (田邊恭資)
2010-02-18 00:16:22
三四郎様
お問い合わせありがとうございます。ぜひ体験にいらしてください。
能は、絶対音階やメトロノーム的リズムを離れたところに面白さがあります。音痴云々は忘れていただいて、まず触れて頂くのが一番だと思います。
メールアドレスをお持ちでしたら
takimaturi@yahoo.co.jp
までメールをお送り下さい。詳細を送ります。
返信する
三四郎は能管をはじめました。 (三四郎)
2010-03-10 16:52:18
田邊さま
コメントをありがとうございました。三四郎は、左の胸の筋肉が2枚ないので、小鼓は無理かと思い、能管からはじめることにしました。
音痴ですが、何とかがんばってみます。
連絡が遅くなってすみません。
近いうちにお目にかかれることを楽しみにしております。
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