「照田川」
2月18日(木)晴れ
どうも私はひとつの事を良く言えば「突き詰める」悪く言えば「執着する」タイプらしく、玉川(茨城県常陸大宮市)の「トレジャーハンティング-1」ですっかりメノウの魅力に嵌ってしまい、この地域のメノウに関して「突き詰めて(執着して)」いろいろと調べました。(といってもネットで見るぐらいなんですがね)
すると玉川の支流に「照田川(てるだがわ)」というのがあってここでもメノウと珪化木が採れるらしいことが判りました。でのこのこと出かけて行ったんですが、「照田川」はがっちりと護岸工事がなされていてさらに川底までコンクリートで固められて農業用水路と化していました。川床にはメノウどころか小砂利もありませんでした。
「照田川」1
(バナーをポッチンとクリックして頂くとブログランキングが表示されます。現在「茨城」2位、「生き方」4位あたりで~す。緑と青のバナーを1日1回クリックして頂くと順位に反映されますので、宜しくお願いしま~す。)
それでもやや上流域のコンクリートの川底に下りて探索、コンクリートの仕切りに少しだけ小砂利が溜まっているところで小さなメノウの欠片一個を発見、ここにメノウがあることだけを確認してその日は収穫もなくスゴスゴと帰宅しました。
その後さらに調べていくと「照田川」は東野地区で玉川に注ぐ全長4kmほどの短い小さい川なんですがそのほとんどで護岸工事と川床工事がなされていることが判りました。(最初の探索でかなり上流まで行ったんですが川幅が狭くなる上流でも大きなU字溝が入っていることを確認しました。)
こりゃダメだなぁと思ったんですが、地元の方が書かれているブログを読んでいくうちにほんの一部だけ(たぶん200m前後ぐらい)川床が岩盤で土手も護岸工事がされていない昔のままの区間があることが判りました。どうやらそのあたりに珪化木が出土するようでしたので、確認のため本日再度の出撃となりました。
「照田川のメノウ片(真ん中の白っぽいヤツ)」
この辺りはこの近くのゴルフ場に行くために何度も通っているんですが周辺を歩いたことはなく土地勘はまったくありません。ということでまずは駐車スペース探すことに、ふと上を見るとこんな標識が、「玉川村駅」。
「玉川村駅」1
取り敢えずここに停めさせて頂くことに、「玉川村」という「村」は今はありません、1955年に常陸大宮市(当時は町)と合併で消滅、駅名に名前だけが残りました。
「玉川村駅」2
すてきなすてきな木造の駅舎、「玉川村駅交流センター」が併設されていてトイレもキレイ、ちょうど地元の人が掃除をしているところで、一目で管理が行き届いていることがわかりました。
今日は列車には乗りませんが構内に入り写真だけパチリ、「玉川村駅」以前から知っていましたが「関東の駅100選」とは知りませんでした。でもこうしてみると納得です。
「玉川村駅」3
早速ザックを背負い探索開始です。先日歩いたところから今回は下流、玉川との合流地点あたりまでをチェックしたいと思っています。並行して走っている県道102号線沿いを取り敢えず徒歩で北上途中から照田川の土手道に入り探索開始です。この辺は前回と同様川床はコンクリートここから南下しますが途中から土手の道が竹藪に消滅、迂回させられてしまいました。何となく川の周囲の状況が掴めましたので駅まで戻り車でチェックすることにしました。
「照田川」2
道は川を行ったり来たりクネクネしていて道幅も車1台分がやっと通れる感じです。ここら辺りかなぁと目星を付けたところにうまい具合に駐車スペースがそこに車を頭から突っ込み駐車、再度探索を開始です。
高い護岸に阻まれ下りるところがみつかりません、やっと竹藪の中に道らしきものを発見、川底はコンクリートではなく岩盤でしたが土手は片側がコンクリートで護岸工事がなされていました。
「照田川」3
上流に向かって探索しながら遡上しますが、メノウどころか珪化木の欠片すら見つかりません。水かさはそれほどでもありませんが岩盤が結構滑りますので、一歩一歩慎重に進みます。
しばらく行くと開けたところに、すると頭上から声が。
おじいちゃん「お~い、何してんだぁ?」
私「石拾いで~す」
おじいちゃん「木石かぁ? 」
私「まぁ、そんなところで~す」
おじいちゃん「いっぱいあるぞぉ、見ていくかぁ、上がってこいよ」
私「いいんですかぁ~、それじゃぁおじゃましま~す」
「石をくれた素敵なおじいちゃん」
ということで、見せてもらいました。ボーリングの玉ぐらいの大きさのヤツがた~くさん。(庭先以外にもたくさん持っていそうでした)
見せて頂きながらいろいろと情報を教えてもらいました木石の採れるスポット、タイミングなど、ジモティの情報ですから信頼度の高い間違いない情報です。
そして私は昔から植木と石の話になった場合は「褒めちぎる」ことを習慣にしています。
私「この石スゴク良いですねぇ、形もそうですがこの色つやが何とも素晴らしい! 」
おじいちゃん「そうかぁ、それほどでもないと思うけどねぇ」
私「こっちのヤツはもっといいですねぇ、この薄いオレンジ色の、メノウですかねぇ、いやぁいやぁ見事ですねぇ!」
おじいちゃん「な~に大したことないヤツだよ、折角遠くから石探しに来たんだからひとつ持って行きなさいよ、どれでもいいよ、この前も東京からワザワザ探しに来た人がいてね見つからないんであげたんだよぉ、すごく喜んで帰って行ったよ」
私「そ、そ、そ、そうですかぁ、良いんですかぁ、じゃぁこの小さいのひとつ貰います、ありがとうございま~す」
メノウ入り珪化木を川ではなく庭でゲットぉ~!
「照田川のメノウ入り珪化木(20cm級)」
その後おじいちゃんはわざわざ探索スポットまで案内してくれて、
おじいちゃん「今は水かさが少ないから長靴で大丈夫だと思うけど、岩盤がヌルヌルして滑るから気を付けて探しなよぉ~」やさしい言葉をかけてくれました。
私「は~い、ど~もいろいろとありがとうございましたぁ~」
「照田川」4
教えて頂いたところをそろりそろりと進むと、水はきれいなものの多少の生活ゴミも、そして左右からは枯れた木や竹が、そんなトンネル状態みたいなところをかき分けながら進みます。
しばらく行くとコンクリートの護岸が切れているところに、護岸の土手の色が変わっています。そうかこれがどなたかのブログに載っていた青緑色の土の層かぁ。
「照田川」5
そしてその先に倒木が、いや?、石ですね、これがブログにも掲載されていた巨大な珪化木かな、持ち上げようとしましたが、びくともしません、どうやら川に出ているのはほんの一部(1m以上?)で本体は川底深く突き刺さっている感じです。
見れただけでラッキーです。
「照田川」6
すると近くの水中に小さな珪化木が、小さいといっても15cm以上はあります。でも先ほどごっついのを頂きましたので、採集はしませ~ん(重いし)。
「照田川」7
約200mぐらい歩いたでしょうか、これらの石以外にはめぼしい石は見つかりませんでした、それはそうですよねぇ先ほどのおじいさんが定期的に散歩感覚で川底を探索、めぼしい石は採集しちゃってるはずですから。
それでも小砂利が溜まっているところで小さいヤツを2個ゲット、十分満足です。
「照田川のメノウ」
ここからは実調した観点からの推測なんですが、照田川のメノウおよび珪化木は上流から流れてくるのも多少はあるんでしょうがたぶんその多くは護岸工事がなされていない土手や川底から川の流れに抉られて出てくるものがほとんどと思われます。従って耕地整理や護岸工事が整備されている現在はそんなにたくさんの出土はないように感じられました。数からすると玉川の方が圧倒的に多かったです。
そんななか庭先で大物をゲット、今日はすごくラッキーな日でした。
これからも植木と石を見たら褒めちぎることにしま~す!
(玉川村駅近くの照田川沿いには住宅が結構ありますのでもし川の探索などに行かれる方がおりましたら生活圏になっていますので十分留意して下さい。農繁期などは避けた方がいいかも。)
次回に、つづく。
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2月18日(木)晴れ
どうも私はひとつの事を良く言えば「突き詰める」悪く言えば「執着する」タイプらしく、玉川(茨城県常陸大宮市)の「トレジャーハンティング-1」ですっかりメノウの魅力に嵌ってしまい、この地域のメノウに関して「突き詰めて(執着して)」いろいろと調べました。(といってもネットで見るぐらいなんですがね)
すると玉川の支流に「照田川(てるだがわ)」というのがあってここでもメノウと珪化木が採れるらしいことが判りました。でのこのこと出かけて行ったんですが、「照田川」はがっちりと護岸工事がなされていてさらに川底までコンクリートで固められて農業用水路と化していました。川床にはメノウどころか小砂利もありませんでした。
「照田川」1
(バナーをポッチンとクリックして頂くとブログランキングが表示されます。現在「茨城」2位、「生き方」4位あたりで~す。緑と青のバナーを1日1回クリックして頂くと順位に反映されますので、宜しくお願いしま~す。)
それでもやや上流域のコンクリートの川底に下りて探索、コンクリートの仕切りに少しだけ小砂利が溜まっているところで小さなメノウの欠片一個を発見、ここにメノウがあることだけを確認してその日は収穫もなくスゴスゴと帰宅しました。
その後さらに調べていくと「照田川」は東野地区で玉川に注ぐ全長4kmほどの短い小さい川なんですがそのほとんどで護岸工事と川床工事がなされていることが判りました。(最初の探索でかなり上流まで行ったんですが川幅が狭くなる上流でも大きなU字溝が入っていることを確認しました。)
こりゃダメだなぁと思ったんですが、地元の方が書かれているブログを読んでいくうちにほんの一部だけ(たぶん200m前後ぐらい)川床が岩盤で土手も護岸工事がされていない昔のままの区間があることが判りました。どうやらそのあたりに珪化木が出土するようでしたので、確認のため本日再度の出撃となりました。
「照田川のメノウ片(真ん中の白っぽいヤツ)」
この辺りはこの近くのゴルフ場に行くために何度も通っているんですが周辺を歩いたことはなく土地勘はまったくありません。ということでまずは駐車スペース探すことに、ふと上を見るとこんな標識が、「玉川村駅」。
「玉川村駅」1
取り敢えずここに停めさせて頂くことに、「玉川村」という「村」は今はありません、1955年に常陸大宮市(当時は町)と合併で消滅、駅名に名前だけが残りました。
「玉川村駅」2
すてきなすてきな木造の駅舎、「玉川村駅交流センター」が併設されていてトイレもキレイ、ちょうど地元の人が掃除をしているところで、一目で管理が行き届いていることがわかりました。
今日は列車には乗りませんが構内に入り写真だけパチリ、「玉川村駅」以前から知っていましたが「関東の駅100選」とは知りませんでした。でもこうしてみると納得です。
「玉川村駅」3
早速ザックを背負い探索開始です。先日歩いたところから今回は下流、玉川との合流地点あたりまでをチェックしたいと思っています。並行して走っている県道102号線沿いを取り敢えず徒歩で北上途中から照田川の土手道に入り探索開始です。この辺は前回と同様川床はコンクリートここから南下しますが途中から土手の道が竹藪に消滅、迂回させられてしまいました。何となく川の周囲の状況が掴めましたので駅まで戻り車でチェックすることにしました。
「照田川」2
道は川を行ったり来たりクネクネしていて道幅も車1台分がやっと通れる感じです。ここら辺りかなぁと目星を付けたところにうまい具合に駐車スペースがそこに車を頭から突っ込み駐車、再度探索を開始です。
高い護岸に阻まれ下りるところがみつかりません、やっと竹藪の中に道らしきものを発見、川底はコンクリートではなく岩盤でしたが土手は片側がコンクリートで護岸工事がなされていました。
「照田川」3
上流に向かって探索しながら遡上しますが、メノウどころか珪化木の欠片すら見つかりません。水かさはそれほどでもありませんが岩盤が結構滑りますので、一歩一歩慎重に進みます。
しばらく行くと開けたところに、すると頭上から声が。
おじいちゃん「お~い、何してんだぁ?」
私「石拾いで~す」
おじいちゃん「木石かぁ? 」
私「まぁ、そんなところで~す」
おじいちゃん「いっぱいあるぞぉ、見ていくかぁ、上がってこいよ」
私「いいんですかぁ~、それじゃぁおじゃましま~す」
「石をくれた素敵なおじいちゃん」
ということで、見せてもらいました。ボーリングの玉ぐらいの大きさのヤツがた~くさん。(庭先以外にもたくさん持っていそうでした)
見せて頂きながらいろいろと情報を教えてもらいました木石の採れるスポット、タイミングなど、ジモティの情報ですから信頼度の高い間違いない情報です。
そして私は昔から植木と石の話になった場合は「褒めちぎる」ことを習慣にしています。
私「この石スゴク良いですねぇ、形もそうですがこの色つやが何とも素晴らしい! 」
おじいちゃん「そうかぁ、それほどでもないと思うけどねぇ」
私「こっちのヤツはもっといいですねぇ、この薄いオレンジ色の、メノウですかねぇ、いやぁいやぁ見事ですねぇ!」
おじいちゃん「な~に大したことないヤツだよ、折角遠くから石探しに来たんだからひとつ持って行きなさいよ、どれでもいいよ、この前も東京からワザワザ探しに来た人がいてね見つからないんであげたんだよぉ、すごく喜んで帰って行ったよ」
私「そ、そ、そ、そうですかぁ、良いんですかぁ、じゃぁこの小さいのひとつ貰います、ありがとうございま~す」
メノウ入り珪化木を川ではなく庭でゲットぉ~!
「照田川のメノウ入り珪化木(20cm級)」
その後おじいちゃんはわざわざ探索スポットまで案内してくれて、
おじいちゃん「今は水かさが少ないから長靴で大丈夫だと思うけど、岩盤がヌルヌルして滑るから気を付けて探しなよぉ~」やさしい言葉をかけてくれました。
私「は~い、ど~もいろいろとありがとうございましたぁ~」
「照田川」4
教えて頂いたところをそろりそろりと進むと、水はきれいなものの多少の生活ゴミも、そして左右からは枯れた木や竹が、そんなトンネル状態みたいなところをかき分けながら進みます。
しばらく行くとコンクリートの護岸が切れているところに、護岸の土手の色が変わっています。そうかこれがどなたかのブログに載っていた青緑色の土の層かぁ。
「照田川」5
そしてその先に倒木が、いや?、石ですね、これがブログにも掲載されていた巨大な珪化木かな、持ち上げようとしましたが、びくともしません、どうやら川に出ているのはほんの一部(1m以上?)で本体は川底深く突き刺さっている感じです。
見れただけでラッキーです。
「照田川」6
すると近くの水中に小さな珪化木が、小さいといっても15cm以上はあります。でも先ほどごっついのを頂きましたので、採集はしませ~ん(重いし)。
「照田川」7
約200mぐらい歩いたでしょうか、これらの石以外にはめぼしい石は見つかりませんでした、それはそうですよねぇ先ほどのおじいさんが定期的に散歩感覚で川底を探索、めぼしい石は採集しちゃってるはずですから。
それでも小砂利が溜まっているところで小さいヤツを2個ゲット、十分満足です。
「照田川のメノウ」
ここからは実調した観点からの推測なんですが、照田川のメノウおよび珪化木は上流から流れてくるのも多少はあるんでしょうがたぶんその多くは護岸工事がなされていない土手や川底から川の流れに抉られて出てくるものがほとんどと思われます。従って耕地整理や護岸工事が整備されている現在はそんなにたくさんの出土はないように感じられました。数からすると玉川の方が圧倒的に多かったです。
そんななか庭先で大物をゲット、今日はすごくラッキーな日でした。
これからも植木と石を見たら褒めちぎることにしま~す!
(玉川村駅近くの照田川沿いには住宅が結構ありますのでもし川の探索などに行かれる方がおりましたら生活圏になっていますので十分留意して下さい。農繁期などは避けた方がいいかも。)
次回に、つづく。
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初めてにコメントです
でも時々覗かせてもらっています
なんか楽しそうな宝物探しでついつい夢中にってなって読んでしまいます
メノウって磨いて綺麗にしたら売れるんですか・・・
スイマセン
ゲスのきわみだったでしょうか?
つい気になってしまいまして・・・
「メノウ」売れます、買う人がいれば。ヤフオクに北海道産メノウが200円(500グラム)で出品されていますが、なかなか動きませんねぇ。まぁ現実はそんなもんです。そのほかにもメノウ原石1,000円~10,000円ぐらいで出ています。
トレジャーハンティング-2の文中にもリンク張っておきましたが 「agate(メノウの世界)」 で紹介されているクラスのメノウは相当高価なような気がします。私のコレクションは軒下保管レベルですので磨いてもどうでしょうかねぇ。最近は何か石の中にロマンがあるような
気がしています。
この後実はこれからブログに書こうと思っているんですが玉川の反対側の北富田の沢に採集に行って来ました。まぁこの辺でメノウは取り敢えず区切りにしようと思っています。
いつも読んで頂きありがとうございます、これからも宜しく。