昔の日本を見ているようで
先週末、燕麦を買いに5km先の市場までテクテク歩きながら近郊の住宅事情を
見てきました、昔の山の手を見ているようで懐かしいやら楽しいやら複雑な気持!
裏路地に一歩足を踏み込むと懐かしい光景が目に飛び込んでくる
場所はバヤンズルク地区(旧軍人家族・ロシア人高級住宅地)である
昔、此処は毛皮市場と木材市場があった、現在は木材市場と自動車修理群
北側には2000m級の連峰が連なり現在は山頂までスラム住宅がビッシリと建ち
並んでいる、夕方になると其処から煤煙が首都へ一斉に流れ込んでくる
毛皮市場は住民の健康被害になると言うことで現在は東西のゲート外へ
市場を移動してしまった、東側の市場は旭天鵬の故郷ナライハ町に移設された
西側の毛皮市場は旧首都・カラコルムへ向かう幹線道路へ移設された、西側
ゲートから5km離れた場所に毛皮市場がある
現在、毛皮市場跡には自動車販売店・修理会社や高層住宅ビルが林立している
写真の映像が悪いが、この辺りは暖房配管・上下水道のインフラが整備されておらず
首都近郊の中では近代化が遅れていたが現在、遅れた分、高級住宅地と化している
モンゴルで一番、贅沢な生活をしているのはスラム街で生活している国民かも知れない
彼らに国が与えている権利は電気だけ、飲料水も指定場所まで行かないと確保できない
トイレも敷地内に簡易トイレを作り地下へタレ流し状態!山頂近くに住居を構えている
現地人がいて早朝、送っていくと素晴らしい朝日を拝む事が出来る
しかし、夏でもひんやりとするほど寒い!現在はマイナス20度くらいではないかと
考えられる、彼らに聞けば寝ていて寒いという!私など一晩中、誰かがストーブを
燃やし続けてくれなきゃ生活できない場所である
しかし、空気はいいし見晴らしは首都を見下ろす光景だから最高である