スケートリンク場
この時期になると何処の住宅地区でも臨時(にわか)スケートリンク場が開かれる
大体、各住宅地区の子供広場がスケートリンク場になる、地区の組合か個人有力者が
小銭稼ぎで行っているようである、校内にあるリンク場は校長か体育の教官が行う
利用料金を聞くと1時間1500Tgという、良心的な金額である
何処も料金が高騰していて3000Tgが相場である・・子供たちも知っているのか
ここは安くて靴も新品で最高と喜んでいた
夏場は幼い子が母親に連れられてこのフェンスの中で遊んでいる
音楽が響き黄色い声が飛んできた・・爺さんの好奇心は旺盛!
これは冬の風物詩
臨時スケートリンクの作り方は簡単である・・水を撒くときに外部へ水が漏れ出さないように
土嚢を張り巡らせ水を張るだけ!・・簡単でしょう!・・でもテクニックが必要なんです!
簡単じゃありません・・氷の表面を平らにする機械があれば簡単だが・・水撒きが大変!
爺さん散歩だけしているんじゃない!ちゃんと目を光らせて見るとこはちゃんと見ている
土嚢なんていうと皆さん構えそうだが・・土をトラックで運びこんでスコップで盛り土をする
その土をジョウロで濡らす・・・寒いです氷点下中!どうなります・・セメントと同じです・・土が
水撒き方法!・・・2通りあります
①水道からホースで撒く方法と②タンク車から撒く方法
①の方法は難しい!撒き方によってムラが出来る可能性が大である
観察しているとプロに依頼している
相方と複数で一人が器用に要領よくホースを手繰りながら撒いていく
相方は水が微妙な状態の時、土をならすトンボで平らにしながら氷らせる
観察していると素人じゃ出来ない!根性と根性と気迫がなけりゃ出来ない仕事!
地区の憩いの場
②の場合は給水車を雇いタンクの中の水を太いホースで要領よく放水する
これも上手に撒かないとムラができてスケートが出来なくなる
見ていると撒いた水が氷り始める時間が早い!トンボを持った相方が
素早くムラの出来ないようにトンボで馴らしていく
水撒きもプロの仕事であり大変な作業である!
爺さんは深夜、作業している現場を足踏みしながら忍耐強くみた!
可愛いショットを写して上げようとしたが嫌われた!
トーラ川の凍結は自然が行う自然のスケートリンク場!
湧水は芸術家でもある川を平らに氷らせる・・真平らにしていく