馬とモンゴル

乗馬によるモンゴル大自然の四季と牧民生活の折々を日記風に

煤煙を宝器で掃うと

2015-12-05 02:10:30 | 自然科学・現象・地球

天空には青空!

モンゴルの首都は南北の連峰の谷底の沢に位置する!
北風・シベリアから流れてくる寒気団を避けるように首都が作られている

そこは盆地の底と同じで暖を取れば煙が出る、1万10万人が熾す煙や石炭煤煙なら
問題ないだろうが50万100万人が立ち上げる煤煙は厄介である

シベリア寒気団の恐怖を知ることが出来る!

寒気団が2000m近くの連峰の真上で居座ると

火力発電所の煙突から出てくる煙が真横に流れる・・・

北から風が吹くと南にある連峰ボクド山に当たり
トーラ川を東へと遡上する・・行き着く先はナライハという町である

半年間の間、月に一度くらいの割合で煤煙が
魔法の杖で首都全体の空気を汚している煤煙を掃う・・・

掃われた上空には天国のような青空が首都から見ることが出来る!

爺さんは溜息をつく!あんなに青い空なんだ! 

       

厳寒期は何時も晴天

この日は少しだけ微風があったが空気が違う!何故か体調までがいい
あの長い階段を駆け上がっても疲れない!空気のせいだと思われる

煤煙を吸いながら駆け上がるから息苦しかったのだ!

気持ちいい一日を散歩で過ごせた! 

       

私たちは如何に汚い空気を吸い続けているのかが分かる!

こういう青空を拝める次の日は一月後である

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