日々のメモ帳

日常生活での、ちょっと気になった事や、面白かった事などメモしていきます。

節分/『鬼は外・福は内』/『出ていく鬼はゴロゴロ族』

2019-02-04 14:50:21 | 日記
今朝友人から届いたメールに書かれたタイトルである。
正月明けのMEMOで残した、『ほぼほぼ卒婚』の続きとの事。

『出ていく鬼はゴロゴロ族』
奥さんのボヤキ ・・の様である。
単に定年後のご主人の問題
『出ていく鬼は粗大ゴミ』(小生の『粗大ゴミ対策室』を受けて?)
 ・・だけではないようである。

昨日の日経記事に『高齢者向け賃貸、安いほど要介護者流入公的支出 膨らむ懸念 』出ていた『要介護』老人施設の話しからの様である。

小生は幸いな事に、定年前に両親を見送ることが出来『要介護者』を抱えていないが、まだまだ両親を抱えた友人がたくさんいる。

昨年MEMOで世代交代地図を残したが、我々の世代の親は100歳へ近くなっている。
もう一回り下の年代の親たちも、80近くなってきている。


  (縦方向に世代を記載)

新聞記事の裏には、この高齢化した両親。
特に単身となり、一人で住めなくなった親を地方から引き取った人たちが、
寝たきりや、家に閉じこもった老人となり
 定年後、自分たちの時間が欲しい
 旦那の両親まで面倒は見れない
 家族の中に『さらにゴロゴロ族が増える』のは大変
 だんだん体力的に老々介護が出来なくなる
 車も使えなくなる
など、少なからず不安と不満を感じており、
居住スペースの確保も含めて、
都市部の近くで、時々見に行ける『サ高住』や
『有料老人ホーム』『特養』へ預ける事が多くなった事が
原因らしい。 ・・との友人コメント。

逆に、なかなか空きを探すのにも苦労している‥との事も聞いた。
確かに、自分の両親の時もあっちこっち見に行った記憶がある。

地方から都市部で預かった高齢者と共に、都市部で定年を迎えた
少し上の団塊の世代も、75才へ突入する。
ますます、面倒を見てもらえる場所、施設が無くなってくる。

少し前、高齢者用マンションのパンフレットが来ていたが、
早急に予約しておかないと空き部屋が確保できなくなるようである。

世代マップからもわかるように、我々の子供たちも、
定年延長で70歳まで働く事になると、誰が面倒みてくれるのか。
我々自身で老後は自立する必要がある。
『地獄の沙汰も金しだい』と言うが、資産を残す事より、
自分たちへの投資を考える必要がある。

コンパクトな生活で、快適を求めるしかないであろう。
このために『サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)』にするか、
つなぎで賃貸アパートにするか。
現実は『アパマン』など、なかなか高齢者には貸さないようである。

昨年の日経新聞に面白い記事が出ていた。
ひとり暮らしシニア増減マップ (2018.11.26公開
首都圏に所得減のドーナツ 衰える「始発のまち」

いづれも、国勢調査を基に、データー解析がなされている。
都市部の高齢化。一人暮らしの増加。
なかなかの数字である。

今政府では外国人労働者受け入れで、高齢者施設などでのヘルパーさんの増強なども考えているようであるが、
この現実の数値。
さらには、時間軸を考えると、急いで次の対応が必要である。

政府の統計問題を議論する前に、データーから真実を見出すことを急いでほしい。

まだ『出ていく鬼はゴロゴロ族』であれば自らの行動であるが、『姥捨て山』『老人虐待』のような不幸な事が起こらないように『福は内』としてほしい。

一方で、MEMOを書いていて、
逆に地方はどんどん住む人がいなくなり、過疎化をどうするかも課題かと感じている。
『ほぼほぼ卒婚』で地方へ・・も一つなのかもしれないが、
長年都会に慣れた人間は、技がなく自立は難しいかと思う。

政府も色々な観点で、統計データーを見てもらいたいものである。

<人口増減マップ(日経記事より)>
 都市部

 大阪近郊


<ドーナツ化(日経記事より)>
 遠距離通勤をしていたサラリーマンが多かった。


<人口ピラミッド>


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