KONASUKEの部屋

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「しゃばけ」シリーズ「えどさがし」

2015年01月11日 | 日記
「しゃばけ」外伝「えどさがし」。
ようやく読み終えたよ。
「しゃばけ」シリーズは大好きで、単行本で一気に読むのだが、今回はそのいとまがなかった。
今回は文庫のみのオリジナル。

この先、ネタバレ注意!

今回は外伝なので、若だんなは登場しない。
表題の「えどさがし」を含めて五編。
「五百年の判じ絵」…佐助が若だんなに出逢うまで。
「太郎君、東へ」…江戸に徳川家が入った頃。利根川河童の女親分・禰々子(ねねこ)と、利根川の化身・坂東太郎と人間をめぐる物語。
「たちまちづき※」…妖退治で有名な上野・広徳寺の僧・寛朝の元に持ち込まれた奇妙な依頼。「おんな妖」とは?
「親分のおかみさん」…御存知、日限の親分のおかみさんは病弱。ある日、家の土間に赤子が捨てられていて・・・?
「えどさがし」…明治の世となり、妖たちは若だんなの生まれ変わりを待ちわびていた。ある日、仁吉は殺人事件に巻き込まれて・・・?

相変わらず、人の心理を濃やかに描いてるねぇ。

しかし、いつもは、若だんななしでは頼りない気がする面々が、外伝だと生き生きと想像力を働かせている。
仁吉は、ずいぶんと人間っぽくなって。
「ああ、人の世で生きてるってぇのに、妖は本当に、人とは違う」
だって。
君だって江戸の頃は、ずいぶん無茶だったぞ。

日限の親分って、日限地蔵の近くに住んでるから、ってことなのね。
日限地蔵は日本中にあり、ネットでは岡山のものが最もヒットするようだ。
残念ながら、東京のものの情報はほとんどない。
でも恐らく、「日本橋西河岸地蔵寺」、これではないか?
下の地図の赤い点のあたり。
「ユーザー地図」をクリックしたあと、地図左上にある「古地図」をクリック。
「明治」を選ぶと、「しゃばけ」の世界に近いかも。


特に「えどさがし」は明治の話なので。
南に下れば、「長崎商会」があるという設定の、京橋がある。
→月の呼び名

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