KONASUKEの部屋

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ホシオビキリガまだら型(死骸)・黒点型220327

2022年04月04日 | チョウ目
ホシオビキリガのまだら型。

ホシオビキリガには、白色型、黒点型、まだら型の3つのタイプがあります。
白色型:腎状紋の内側に白抜きの黒点がある
黒点型:腎状紋の内側に黒点がある
まだら型:横線が点列状に出る

まだら型はゴマダラキリガと似ています。
本種のまだら型は、腎状紋の内側の黒点は丸いです。
ゴマダラキリガでは黒点がハート形になる傾向があります。

同日に見られたヤガ科の蛾。
あるいはホシオビキリガの黒点型かも知れません。
黒点型はカシワオビキリガと似ています。

本種では黄褐色及び橙色。
前翅外縁はやや丸みを帯びる。
前翅翅形は細長い印象だとのこと。
翅と翅を重ねて止まることが多い。

止まり方としてはホシオビキリガっぽいですが。
また、「北茨城周辺の生き物」によると、臀脈がハッキリ出るそうで、その点でも当てはまりそうです。
ただ、翅は幅広くて、赤味を帯びている気もするので、カシワオビキリガかも知れません。

分類:
チョウ目ヤガ科キリガ亜科
翅を広げた長さ:
36~40mm
前翅の長さ:
16~19mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
10月~5月
成虫で冬越し
エサ:
成虫・・・樹液、花の蜜、腐果
幼虫・・・サクラ、リンゴ、クヌギなど広葉樹の葉
その他:
概して亜外縁線以外の横線は不明瞭で、かすかに腎状紋と環状紋が見える。

白色型、黒点型、まだら型の3つの型があり、不連続。
白色型:腎状紋の内側に白抜きの黒点がある(同属では本種のみ)
黒点型:腎状紋の内側に黒点のみある
まだら型:横線が点列状に出る

まだら型はゴマダラキリガに似るが、以下の点で異なる。
・ゴマダラキリガよりやや大きい
・褐色・黄褐色
・腎状紋内の黒紋は丸い
・環状紋内に黒点はない
・前翅翅形はゴマダラキリガよりもシャープ
(ゴマダラキリガは、
・ホシオビキリガよりやや小型
・橙黄色
・腎状紋内の黒紋はハート形になる傾向
・環状紋内に黒点がある
・前翅翅形はやや幅広く丸っこい)

黒点型はカシワオビキリガに似るが、以下の点で異なる
・黄褐色及び橙色
・前翅外縁はやや丸みを帯びる
・前翅翅形は細長い印象
・翅と翅を重ねて止まることが多い
(カシワオビキリガは、
・全体に赤味を帯びる
・前翅外縁は平らな感じ
・前翅翅形は幅広くて短い
・静止時、翅の1/3程しか重ねず、黒点が二つ見えることが多い)

前翅は幅広く、翅形はミヤマオビキリガよりやや長い。
臀脈がハッキリ出る。
開放地、二次林に多い。
灯火に飛来することはほとんどない。
糖蜜トラップが有効。
参考:
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
ホシオビキリガ(ゴマダラ型)とゴマダラキリガ
カシワオビキリガとホシオビキリガ(黒点型)
虫ナビ
渓舟の昆虫図鑑
北茨城周辺の生き物
あおもり昆虫記
蛾色灯。


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