KONASUKEの部屋

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TPP交渉は秘密主義!

2013年07月24日 | 政治
TPP交渉って、交渉に参加するのに、アメリカ議会の承認が必要だったりして、うさん臭さを感じていたけど、今朝のしんぶん赤旗の記事を読んで、改めて、剣呑なものだなあと感じた。
→しんぶん赤旗の記事を読む

今回、交渉に参加して、初めて、これまでの交渉経過を閲覧できるようになった。
要するにこれまでは、どんな交渉が行われているかもわからずに、しゃにむに、
「バスに乗り遅れるな」
「日本の国益になるんだ」
って、あおってきたワケだ。

さらに守秘契約に署名したことで、交渉内容は非公開になるという。
これでは国民の監視の目が届かないのではないか。

TPPでは、主に農産物のことが問題とされている。
そりゃそうだろう。
人間、食べなきゃ、生物学的に生きられない。

工業製品は生産ラインを止めたり、稼働率を上げたりして生産調整できるが、農産物は生産に時間がかかり、途中で生産をやめるとか、増産するとかできない。
だから、農産物は、他の工業生産物とかと同列に扱うこと自体に無理がある。

それに何より、胃袋を他国に明け渡すことは、「兵糧攻め」のたとえ通り、いったん輸入がストップされる事態になれば、安全保障上、もっとも悲惨な事態となる。

政府が関税撤廃の除外品目に挙げていた五品目も、実現の見込みはなさそうだ。

こんな危ないバスなら、乗らない、
いや、今からでも飛び降りるのも、一つの勇気だろうと思う。

大体、アメリカが中心となって示してきた新自由主義のモデルで、成功した国って、あるのか?
成功している国は、そのモデルからの脱却を図った国や、距離をとった国のように思える。
だから今、アメリカの裏庭である中南米で、脱アメリカの国々が圧倒的になっているのではないか。
ヨーロッパにしても、一定の距離を置いている。
いい加減、親方アメリカって体質からは、卒業すべきじゃあないだろうか。


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