KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
生物のこと、笠間のこと、時々政治

カブラハバチ20190823

2020年03月02日 | ハチ目
カブラハバチ。
「蕪葉蜂」、カブラ(カブ)の葉を食べる蜂、ほどの意味。
近縁種にニホンカブラハバチとセグロカブラハバチがいますが、三種の中で、カブラハバチが最も少ない。

特徴は、中胸楯板の後半(翅の付け根付近)が黒く、小楯板は橙黄色、脛節と跗節の末端が黒いこと。

ニホンカブラハバチでは、後胸背と腹部第1節の背面(いずれも黒い翅に隠れて見えない)が黒く、残りの胸部は黄橙色で、中胸背はやや赤みを帯びる。
また、中・後脚の腿節の末端が黒い。

セグロカブラハバチは、胸の背中側がほぼ黒色なので、区別は容易。

分類:ハチ目 広腰亜目ハバチ上科ハバチ科
体長:5~8mm
分布:北海道、本州、四国、九州
   垂直分布?
成虫の見られる時期:4~10月(年3~4化)
          前蛹で冬越し
エサ:成虫・・・不明
   幼虫・・・アブラナ科の植物
その他:体は朱色で翅が黒いハバチの一種。
    近似種にニホンカブラハバチ・セグロカブラハバチがいる。
    中胸楯板の後半(翅の付け根付近)が黒く、小楯板は橙黄色、脛節と跗節の末端が黒い。
    (ニホンカブラハバチでは後胸背と腹部第1節の背面(いずれも黒い翅に隠れて見えない)が黒く、残りの胸部は黄橙色で、中胸背はやや赤みを帯びる。
また、中・後脚の腿節の末端が黒い。)
    (セグロカブラハバチは、胸の背中側がほぼ黒色なので、区別は容易。)
    これらカブラハバチ属三種では、ともに、食草ではないクサギの葉に集まることが知られる。
    これは、クサギの葉の腺状突起を食べたり花外蜜腺の蜜を舐めたりすることにより、
    ①化学物質を体内に蓄積し、捕食者に対する忌避物質となるとする説
    ②生殖能力が高まり、成熟卵が増加するとする説
    がある。
    葉肉に1個ずつ産卵する。
    卵は淡緑色。
    幼虫は、「アオムシ」に対して「ナノクロムシ(菜の黒虫)」と呼ばれる。
    ニホンカブラハバチの幼虫では、肉突起がある。
    セグロカブラハバチの幼虫では、体側に黒い斑点がある。
    カブラハバチの幼虫では、その両者を持たない。
    危険を感じるとすぐに地上に落ちて、体を丸めて身を護る。
    3齢以降の幼虫は、主脈と支脈を残して葉肉を食べるため、網目状の食痕となる。
    終齢は♂は5齢、♀は6齢。
    土中に繭を作って蛹化する。
参考:こん近のblog
   クロメダカの気ままな自然観察
   鎮(チン)さんの自然観察記~写真録~
   平群庵昆虫写真館
   カブラハバチ属3種個体群の比較生態学的研究
   日本農業新聞
   昆虫エクスプローラ
   大阪市立自然博物館学習コーナー
   虫ナビ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿