私のランナー履歴書 10 「フルマラソン挑戦・成長期編（２） 初フルマラソンを“劇的なサブフォー”でゴール！！」

1997年からの私は本格的に記録への欲を出し始め、師匠越えへの世代闘争にも挑むことになりましたが…。
もう一つ、いよいよ大きな挑戦を迎えることになりました！

いまでは「フルマラソン完走100回」などとマラソンバカ満載の目標を掲げている私でも、実はランナーとしてのデビュー戦から初フルマラソンまでには５年以上を要してしまいましたが…。（ということで本「ランナー履歴書」でもやっとフルが登場です！）

ついにフルマラソンへの挑戦です！！

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1997年、私にとっては決定的な転換を迎えることになりました。フルマラソンへの挑戦です！

これまで５年間は２度に渡る30kmレースでの大撃沈経験もあり、フルへの挑戦はどうしても躊躇してしまっていたんですよね…。
とても完走できる自信がなかったのですよ・・・（苦笑）

しかし、1996年に出会った第３の師匠がすでにフルを走っていることもあり、私も「一度は」フルを走ってみたいな〜、とは思っていたのですよ…。
あ、ここで「一度は」とは本当にこの頃はフルは人生で一度走れば十分と思っていたもので・・・（笑）　

そして1997年。私はランナーとしてデビュー５周年を迎えたのですが、その記念としてついにフルに挑戦する決意をしたのです！

その舞台は11月のつくばマラソンです！！
（当時はやはりつくばが一番「メジャーな大会」でしたからね！）

第３の師匠に引率のお願いもして（一人だとダメージが大きいと帰れないかもしれないと思ったもので…（笑））つくばへのエントリーを完了しました！
（ちなみにきちんと歩いて帰宅できました（笑））

当時、私は10kmで40分程度、ハーフで１時間31分程度で走っていた時代でどちらかというとスタートから飛ばして走る「イケイケドンドン型」の走りが好きだったのですが、フルでそんな走りをしたら当然失敗するのは自明です。
ここはキロ５分ペースで「サブフォー狙い！」を目標としました。

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秋晴れの中でいよいよつくばマラソンがスタート！　
といっても号砲後も渋滞でいつまで待っても動かない（笑）　結局スタートラインを踏むのに３分半かかったのですが、これまでハーフ中心でいつも前方からスタート（せいぜいスタートロスは１分）していた私からしたらちょっとした衝撃でしたね…（笑）

ようやく自分のペースで走れるようになり、私は計算通りキロ５分ペースを刻んでいき、30kmまではほぼイーブンペースを刻みました。
しかし、ここからは全く未知の世界であり、これも未知の経験である痙攣地獄が始まるのでした…。左右交互に足が攣って激痛に何度も立ち止まりましたが・・・。

35km地点で残り７kmをキロ７分ペースで行ければ４時間を切れる状況であったためあとは必死に走りましたね！

ようやくゴールのある筑波大学に戻ってきて陸上競技場へ！　時計を見たら３時間58分台！！

最後はラストスパートを行い３時間59分台、劇的なサブフォーでゴールしたのでした！！！

あ、当時はネットタイムなんて（無論スプリットタイムも！）ありがたい計測などない時代であり、当然サブフォーもグロスでの達成となります（笑）

初フルマラソンを完走して私は

「またフルマラソン走りたい！」

とすでにフルマラソンの魅力を感じていたのでした・・・。

こうして私のフルマラソン人生はいよいよスタートを切ったのでした！
（続く）


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