波の音を聞きながら、海沿いを走ってきたと話したら、
「なんだか森田健作の青春ドラマみたい!」
と言われました。
若い方々はご存知ないかもしれませんが、千葉の知事さんは、昔、
「さよならは誰に言う さよならは悲しみに 雨の降る日を待って さらば涙と言おう♪」
という歌を歌っていらしたのです。
さよならは誰に言う、さよならは悲しみに。
人はある時、悲しみに出会い、悲しみの中に心を閉ざし、
そして . . . 本文を読む
右隣に座った彼女が、海図を見せてくれました。
駿河湾は深く、複雑で、この深さならこんな生き物がいて、この地形なら魚は、こんなふうに廻って泳ぐのだろう。
そんなことをあれこれ想像して海図をみていると、飽きることがないのだとか。
船舶免許は18歳の時に取得してあり、今は、お父さんから買った船で休日にご主人と船を走らせるのだそうです。
左隣に座った彼女が、地形図を見せてくれました。
初めて山に登って魅 . . . 本文を読む
両親と身寄りのない叔母の介護のために、55歳で仕事を辞めた。
何か自分のために満足できることをしたい。そうしてジョギングを始めた。
ジョギングならば、相手もいらず、教えてもらうこともなく、いつでも自分の都合でできる。
最初は数10m走っては休み、また数10m走っては休み、長い距離は走れず、それでもゆっくりゆっくり、続けていた。
それから5年経った。
最近は、10㎞か20㎞、それもアップダウンの . . . 本文を読む
喜んでいますよ。
天に帰って行ったひとは、よろこんでいます。
月日が経って、
あなたが憎しみを手放していたこと。
健やかな気持ちで過ごしていること。
朝の陽の中であなたに会えたことを、悦んでいます。 . . . 本文を読む
先日乗った新幹線の中で、たまたま隣に座った女性が、
「これ、甘くて美味しいですよ!」とミカンをひとつくださいました。
ぼんやり考えていたんですよ。
以前、よく一人で新幹線や電車で出かけていた頃、見知らぬ人が色々なものを分けてくれたな。チョコレートだったりキャンディーだったり、おせんべいだったり、、。
「今日何だか気分が良いからコレあげる!」ときちっと包装されたうなぎパイを一箱、いただいたこともあ . . . 本文を読む