師

以前にもお話しましたが
我が家は祖母、母とお琴の世界でした。
行く行くは私もその後をついでお琴の世界が何となく自分の中に有ったもので
東京横浜で何をやってても心配ないというか、
色々やっていても良い訳になるとか
しっかり地に足がついていない状態で宙ぶらりんな状態でも
結構楽な逼迫した感も無くやって来れたのですが

３０歳を過ぎたころ
琴の世界も若手の男子が現代筝曲を色々発表されていて
その中でも特に素敵だなぁ～って思った演奏家の方に
レッスンをゴーインにお願いいたしました。

本格的にレッスンを受けるのは生まれて初めての事でした。
それまでは見様見真似で弾いていた様なもので～
その先生の素晴らしい演奏にはどこまで練習しても無理と思いましたねェ～

私の人生の中の師のおひと方です
今の時代ブログ等も有りますので
久しくお目に掛からずとも
日常をわずかながらでもうかがい知れて
良い時代ですよね～
その師が今日呟かれていたお言葉に

思わず・・・・・・・・

やはりこの方を師としてまためぐり合わせで縁を持たせて頂けて
本当に幸せだったと思いました



『単なる年から来る怠惰かと思ってはみても
本も読めず練習にも身が入らず何もかもが上の空のこの一年

被災もなく無事なのに　黙祷しても何見ても想うだけで涙ぐむ
この性格で心的外傷などとおこがましい　せめて加齢症状であってくれ』

同じような思いの方が師であること幸せです～