男三人兄弟の三男で、親からの手伝いは自ずと私に下ってきました。
〝歳上には反抗するな〟といわれ、育ちました。
中学を卒業するまで、わたしの門限は決められていました。兄たちからも、その時間以降は外に出ないように、親のようにいわれてました。
それと、両親が夜に出かけると、母親は晩ご飯を作って出かけましたが、二人の兄に晩ご飯を装うのは私でした。
「おい、ご飯入れろ」と、言われてました。すぐ上の兄は、中学からタバコをしてたので、タバコを買いに行かされてました。
高校生になると、私が格闘技の部活に入り、筋骨隆々になると、すぐ上のの兄は、怖がり、何も言わなくなりました。
一度、喧嘩して、襟首を持って殴ろうとしましたが、長男に止められました。その後からすぐ上の兄は何も言わなくなりました。
二人の兄を殴って仕舞えばよかったと後悔しました。
そんな、末っ子は兄たちに逆らえないのが当たり前と思っていましたが、それは間違ってるというのは大人になって分かりました。
わたしには、長女と長男がいます。当たり前にそれぞれ個性があります。
二人を比較しないように接しました。
しかし、私の母親は、比較しないといいながら、〝お姉ちゃんは勉強頑張るのにね〟と言いました。わたしは、母親に、〝何、比較してるんだ〟って言いました。自己中な親です。
長女は高校を推薦で合格しました。勉強が好きのようでした。といくうか、〝分からないことを分かる〟喜びを教えました。国立大学へ進学しました。
長男は、野球が大好きでした。小学校から野球チームに入りました。おデブちゃんだったので持久走が苦手でした。監督さんに〝体力がないから頑張れ〟といわれたあそうで、〝おまえは、体重が重いんだから、軽い子に比べると遅くなるのは当たり前だ〟といって、自分が得意なことを聞きました。バッティングでした。毎日素振りを帰宅してもやってました。大学は野球推薦で入学しました。
私は、長女と長男に負けたと思い、それを素直に二人へ告げました。そしたら、彼等が疑問に思うことを気兼ねなく私に聞いてくるようになりました。
私は育ちが悪かったのですが、彼等は私よりは良い育ちを送れたかなって思います。
良かったです。