![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/84/29a84c3a945412fa6830dec344ad973e.jpg)
内容が深刻ですので、気分が悪くなるかたたいるともます。
読まずにスルーして下さい。
近年孤独死の記事をよく目にします。
当寺にも毎年のように孤独死の知らせが来ます。
永代供養塔を申し込まれる方は、この割合がかなり多くなります。
お盆前に檀家さんから電話がありました。
分家の50歳台独身男性で、死後3日ほど経ています。身体を壊して求職中だったようです。
一人っ子でした。
病気であったことを知っている近在の方が、郵便物や新聞がたまっていたために警察に知らせて発見されたそうです。
親戚の本家とは再従兄弟となります。
すぐ近くの従兄弟達は、警察から電話があっても、ご遺体の受け取りを拒否したそうです。
実の子供でも引き取らないこともあります。
叔父さんが生きていれば、こんなことにはならなかったでしょう。
ご本家には電話にて、指定の葬儀屋さんなら当寺霊安室に預かれる旨話しました。
状況が状況ですので、霊安室に来て頂けるかと思いましたが、数人がお線香を手向けに来られました。
急遽、二日後の午前中に火葬に付したあと、御本堂で葬儀をして永代供養塔に納骨することになりました。
参列者は、ご本家など親戚の3人だけでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/71/3ec32cb7398e121ead0ce136727f5545.jpg)
遺影、仮位牌、生花は、当寺で用意しています。
15年程前にデジカメで撮っておいた画像を印刷し、使用することに致しました。検索ですぐ見つかり、ホッとしました。
戒名は、ご両親の戒名の流れに合うように考えました。
施主がいるようでいない葬儀です。お布施などは頂けるような状態ではありませんでしたが、ご本家から気持ちを添えて頂きました。
ご本人・ご両親の戒名を永代供養塔に彫刻させて頂く費用とし、ご両親も引き墓をして、永代供養塔に納骨となりました。
お墓をどのようにするのか、まだまだ未定です。
取り壊し費用などは、寺で負担するしかないと思います。
故人の面影が浮かびます。
檀家さんの葬儀としては、ここ数年で一番つらい思いの葬儀でした。
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