善導大師御影

檀家さんよりお焚上げして欲しいと、預かった善導大師の御影です。

善導大師は中国の僧侶です。
称名念仏の思想を確立し、日本においても浄土宗法然上人･浄土真宗親鸞上人に大きな影響を与えました。





南無阿弥陀仏と唱えると、阿弥陀さまが５体現れた図です。



ネットで調べると似たような図が、いろいろ見つかります。

紀州藩の第7代藩主･徳川 宗将（とくがわ むねのぶ）が、播磨国龍野(兵庫県加東市)の大慈院に、三尊阿弥陀如来像一幅と善導大師像一幅を奉納した古文書のコピーが入っていました。
※大慈院は真言宗ですが、善導大師御影堂があります。




この善導大師御影を元に新たに描き、工芸印刷にて作られた掛軸なのかも知れません。

友人に依頼して、福島県の浄土真宗寺院に納めることに致しました。
東日本大震災で、大変な思いをしている寺院です。

お焚上げより、檀家さんも喜んでいただけるし思います。