爺々の雑記帳

定年退職後の出来事や思いを書き留める

同窓会

2009-04-09 10:37:37 | 同窓会

         昭和35年中学校卒業の同窓会が計画された。年齢は63歳になる。2年前に開催したばかりである。

     その前は7年も間があいている。幹事の裁量で開催されるので文句はいえない。幹事は持ち回りで、前回の

     同窓会で、幹事が推薦した者を出席者に承認され決定している。

 

      私の学校では約130名、3クラスであったため各クラスから2名、計6名が幹事となる。毎回出席者は

     3分の1の40名前後であった。出席者もだいたい同じメンバーとなっている。 初回の幹事会が同窓生の

     経営している喫茶で開かれた。今回私は幹事はなかったのであるが、たまたま今回の幹事数名がゴルフ仲間

     であったのと、喫茶店が近所であったため「ちょっと出てこないか」と誘われた。行ってみると同窓会につ

     いて話し合うより、世間話が多く、場所の選定と日時が決まっただけであった。

 

  
      過去の資料をみると住所録データはなんとWordで作成されていた。また案内状の文面も毎回幹事が違う

     為様々であった。私らの年齢にはパソコンが扱えない者も多く、中には案内状を3日かけて手書きをした幹事

     もいたようである。これでは幹事の負担が多く幹事を引き受けるのに躊躇するはずである。毎回同じ人物が事

     務処理できれば、大幅に手間が省けるのは歴然としている。この事を幹事会で発言すると「だれに引き受けて

     もらうのか」が問題となる。結果言「言い出しっぺ」の私が同窓会事務局として事務処理全般を永久幹事的要素

     をもって引き受けるはめとなった。「ちょと出てこないか」が大変な荷物を負わされる結果となった。

 

 

      完全リタイアした今、自治会の役員、寺の檀家役員、等老後は何かの役に立てればと引き受けてきたが、

     事務局もこれらの一環として役に立ちたいと思う。そこでまず最に住所録をWordをExcelに変換、次に前回の

     はがきソフトが私のパソコン内ソフトと違うため変換する。そして案内状往復はがきサンプルを提示し幹事会

     に承認を得て発送。返信ハガキの近況欄の一覧表作成、出席者名簿の作成。と事務処理すべて終了。

 

      これで次回の同窓会は一部のデータ修正は有るもののマウス一つで出来上がるはずである。更に当日懐かしい

     友を思い出してもらう為、幹事に卒業前後の写真を持参させ、スキャナーで画像を取り込み拡大印刷して会場に

     掲示するようにした。そして当日の記念写真も同窓会が始まる前にカメラに収め、パソコンに取り込み歓談中に

     配布できるようにした。 

 

  
      卒業写真を久しぶりに見て「こんな奴居たかな?」と思う顔がいっぱいある。名簿を持って周り、全員の氏名

     が判明した。人の顔って面白いもので、昔の顔がそのまま老け顔になったものも居れば、幼顔と全く違う顔がある。

     波乱万丈の人生を送ったためか。何故なのか興味深い。

 

      今後の課題は同窓会に1度も出席しない者、返信ハガキさえ送らない者をどうしたら出席してもらえるようにな

     るのかである。在校中いじめられた。会いたい友がいない。会いたくない奴がいる。家庭の事情で本人に案内状が

     届いていない。既に死亡している。等々色々な理由が考えられる。 

      過去5回ほど開催した同窓会の返信ハガキが残っている。これを1名1名過去にどんな返信文を書いてきたか

     整理をしてみた。出席できないが、近況報告を必ず書いてくれる奴。全く返事が来ていない奴。欠席に?を書

     くだけの奴。色々である。「近頃歳のせいか日増しに昔の仲間に会いたくなった」なんて書いて来る者もいる。

     このデータを活用しなんとか1名でも出席しなかった者を、出席してもらえるよう努力して行きたい。

               呆ける前に。